今どきのPCゲーム界にとって中国市場の存在は大きいんだね。 Steamで旧正月セールなんてのをやっているのである。(もう終わったかも) PS3/XBOX360世代の大作ゲームが90%offとかになってて、折角だから私もちょっと買ってみたい気持ちにはなった。 数え切れないほどのセールタイトルを私はここ数日ずっと眺めていた。 でもやっぱり、やりたくないものはやりたくないんだよ。 当時最先端のCGだったにもかかわらず買わなかったものを、今更安いからといって買うはずはないのである。 弱り果てて、なんとなく「話題の新作」タブをクリックしたところ、『Nippon Marathon』というタイトルに目を惹かれた。 なんせ「Nippon」が入ってるからね。 どうやら日本好きの外人さんが創った、怪しげな日本観満載の障害物走的なゲームらしい。 検索をかけてみると、その時点で既にちょっと話題になっていたようである、ぶっ飛んだキャラクターと怪しげな日本語がウケて。 これか!と思った。 この『Nippon Marathon』はまだ完成しておらず、「早期アクセスゲーム」扱いになっていたのである。 その代わりちょっと安い。(15%off) こういうゲームを買うのがSteamの醍醐味なんだろう、と思ったのだ。 買いましたよ、ええ。 しかし、やってみたら、ゲームとしてはどうって事なかった。 中身は通行人や車が邪魔をするだけの障害物走だったのである。 舞台が日本になっているのとおバカな雰囲気が面白いだけ。 いかにもインディーズって感じだな。 アイテムを使ったり、観客の好感度を上げたりする要素もあるのだが、それが面白さに繋がるのかどうかよく分からなかった。 スペックの高いPCを使ったり、解像度を下げたりしても、もっさり動作は変わらないみたいだし。 ノリが良くて、且つあんまりゲームに詳しくない人たちが集まったら、楽しくプレイできるかもなーぐらいの感じ。 まだストーリーモードやネット対戦モードは解禁されてないのだが、解禁されたからといってひとりプレイが面白くとなるとは正直思えないな。 ネットの盛り上がりにまんまと乗せられてしまった格好である。 それもSteamの醍醐味だといえば、そうなんだろうけども。 玉石混淆の中から光るものを拾い上げていく、という。 もっとも私はそんな役割を担うのはイヤだな。 残りの人生も短いのに、つまんないゲームはやってられない。 少なくともSteamでは面白いと評判のものだけを買おうと思うのであった。 |