二ノ国II レヴァナントキングダム

時間は潰せる 2018_04_30

 

ゲームが全く足りていない。
機種を問わずラインナップを見渡したときに、マトモな新作が全然無いの。
あっても洋ゲーか、続編か、システムを使い回したヤツか、興味のない版権物ばっかり。
食指が全く動かない。
そんな中でもうこれしかないと思ったのが、『二ノ国II レヴァナントキングダム』だった。
幸いにして前作のPS3版はやってないから、それなりに新鮮さはあるだろうと思われた。

やってみたらそれなりに面白かったよ、『二ノ国II レヴァナントキングダム』。
テイルズ風の戦闘にハクスラっぽさを加えて、更に国育成や進軍モードまで詰め込んだ、まさに盛り沢山の内容になっている。
しかも、それぞれの要素を全部こなしていく必要があるので、かなり長い時間遊べた。
50時間は掛かったんじゃないかな。
要素が多いという事は覚える事もたくさんあるわけだが、そこも親切な対応がなされており、それほど辛くはなかった。
チュートリアルがメインシナリオの中に組み込まれていて、否応なく理解させられるんだよね。
必要なときに必要な事を必要なだけプレイヤーに説明する、ところから更に必要になるタイミングまでコントロールしているのだ。
志は低くても、これもひとつの進化だろう。
テイルズみたいにやらなくても、あるいは理解して無くてもクリア出来るように作るのではなく、ちゃんと理解させようとしているところは好感が持てるな。
なかなか良質な作品だと思う。

もちろんシナリオはメチャクチャだよ。
父親を毒殺した仇を簡単に許す主人公も大概だが、王様に少しずつ毒をもって謀殺した陰湿な大臣が簡単に改心する件なんかは、ハイハイまたですか、という感じ。
アイツは『ダーククロニクル』の頃から、こんなんばっかりだな、とは思った。
3DSなら許せるかもしれないが、PS4でよくこんなシナリオを書いたもんだよ。
表現がリッチになればなるほどシナリオにもリアリティが求められるもんです、普通は。
しかしよく考えてみれば、JRPGで納得のいくシナリオなんて、そもそもほとんど無いだろ。
10本に1本もないよ。
文句ばっかりいってたら、なんにも遊べなくなっちゃう。
JPRGはこういうもんだと思って遊ぶしかないんだ。

そう思えば、『二ノ国II レヴァナントキングダム』が思いのほか売れなかったのは不思議。
みんな何で遊んでるんだろう?
他になんにも無いけど。
何で時間を潰しているのだろうか?


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