スナックワールドトレジャラーズ ゴールド

アテが外れて逃げ恥を観る 2018_05_21

 

私はいまだにNSの未来を信じていない。
いずれは値下げしたり、廉価な携帯専用モデルを発売することによって、プラットフォームを拡大させる事は出来るかもしれないが、ほぼ全てのゲームが据え置き向けの画作りになっている事は変わらないからね。
ゲームが据え置き向けに作られているなら、NSは単に処理速度の遅いゲーム機に他ならない。
だって見づらくて、携帯モードではやってられないんだもん。
そんな中で、密かに私が期待していたのが『スナックワールドトレジャラーズ ゴールド』。
これは元が3DS用だから、携帯向けに設計されているはず。
これならば、携帯ゲーム機としてのNSのポテンシャルを引き出せるのではないか、と思ったのである。

やってみたら、これはアテが外れた。
ムービーシーンは携帯向けっぽい画作りだけど、ゲーム部分はキャラもテキストも小さい。
NS用に作り直しちゃったのかな。
見るのがシンドくて、ほとんどTVでプレイする事になった。

ゲームが別に悪いわけじゃない。
ワンプレイを短く区切ってあるので、遊びやすくはあった。
グッズを売るための仕組みである「ジャラ」と呼ばれる装備品がキモになっていて、ボス戦に有効なジャラを集めるために同じステージを繰り返しプレイさせるようになっているのも、暇つぶしゲームとしては上手いやり方だと思う。
ここはアニメの世界観を上手く組み込んであった。
ただし、単調ではあるよね。
同じ事の繰り返しだから。
プレイ感としては、「ディアブロ」に近い感じなのだが、ジャラを頻繁に切り替えなきゃならないので、爽快感はあんまりない。
攻撃のリズムが壊れてしまう感じ。
ジャラを切り替えるのがこのゲームの特徴なんだけど、、そのことがゲームとしての面白さには繋がってないように思えた。
アニメも半分ぐらい観たから大体ストーリーは知ってるし、半分ぐらいまで進めたところでもう止めたくなったな。

その時、ちょうどドラマ「逃げ恥」を観てたんだ、Paraviで。
折角契約してるのに「あらびき団」だけじゃ勿体ないかと思って。
ところが、これがもどかしくて観られない。
第3話あたりで恥ずかしくなって、スプラの待ち時間に観る事すら出来なくなった。

そこで「逃げ恥」をテレビ脇のPCで再生したまま、TVで『スナックワールドトレジャラーズ ゴールド』のジャラ稼ぎをやったらちょうど良かった。
気恥ずかしさが紛れる。
自分の持っている能力を100%ぶつけなきゃならないようなゲームじゃないんで、ドラマをチラ見しながらやっても問題ない。
結果、めでたくエンドロールまで進めたし、「逃げ恥」がどんなお話なのかもだいたい分かった。
そもそもTV画面で遊ぶべきじゃないゲームをTVの前でやってるんだから、これぐらいでも仕方ないのかな、とは思うね。


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