ニーア オートマタ_1

柄が長いのも活かすべき特長 2017_04_27

 

私は人差し指と中指を同時に使うゲームが苦手。
中指をボタンに添えてしまうと、コントローラーがしっかりホールドできなくなって気持ち悪いんだよね。
だから今まではどうにかこうにか人差し指だけで凌いできた。
しかしよく考えたら、DS4は柄が長くなって多少持ちやすくはなってるんだ。
とすれば、そこを積極的に使うという判断もあるわな。

ところで、PS4で遊びたいゲームもいよいよなくなってきた。
『ニーア オートマタ』をやり始めたのは、もうそれ以外に選択肢がなかったからだ。
あんまりやりたくなかったんだよ。
いかにもキモオタ向けって感じがするでしょ、これ。
歳取ってくると、こういうのを受け入れるのもシンドイの、正直。
しかも、3周やるのがデフォとかいう情報も知ってたしね。

実際やり始めてからも、最初はあんまりいい印象を持たなかった。
見た目は意外とショボイ。
無理矢理オープンフィールド風にしたから、リソースが足りないのかな。
オープンフィールド風にすることにメリットが感じられないので、かえって損をしているように思えてならない。
しかも、時折挿入されるシューティングが全くの無意味なんだよな。
あれは一体何なんだ?
目先を変えたかったのかな?
ストーリーも中盤ぐらいまでは割とありきたりだった。
最終的にはなかなかいいじゃんと思ったのだが、それは3周目(厳密には「周」ではないが)をやってから。
にもかかわらず、私はエンドEまでやった。
ということは、それなりに面白かったわけである。

意外と戦闘は面白い、というか、なんかやってる気にはなった。
遠距離攻撃と近距離攻撃を同時に行うので、凄いことをやっているような気にはなるのである。
しかも、緊急回避が連続で出せるので、それほど厳密なプレイは要求されない。
簡単プレイで大きな喜びが得られる、つまり得をしているということなんだろう。
しかし、そのためにはL2で敵をホールドしつつ、R1とL1で遠距離攻撃、R2で緊急回避を連発し、敵が攻撃してこないタイミングで□・△ボタンを適当に押すことになる。
これをやるにはどうしても中指の助けが必要になった。
最初は凄くイヤだったんだが、DS4なら出来なくもなかったね。
多少慣れは必要にせよ。
折角DS4があるんだから、ボタンを同時にたくさん使うゲームも悪くはない。

同時にたくさんのボタンを使えば、このゲームがそうであるように、一つ一つのボタン押しに精度が求められなくなるので、実はそのこと自体は本質的な問題ではないんだけどね、ゲームとしては。
それでも、派手な画面効果と相まって、凄いことをやってるように感じられる効果はある。
それを狙っていくゲームがあってもイイだろう。
最終的には『ニーア オートマタ』はいいゲームだと思えた。


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