人間、値引きに慣れると安く感じなくなる。 STEAMのセールに慣れてくると値引率だけでなく、絶対的な価格にも敏感になってくるのだ。 ちょっと前までは1000円以下であれば、買うだけ買って遊ばなくてもイイか、ぐらいの感覚だったが、今ではその水準が500円ぐらいにまで下がってきている。 500円なら何があっても、まあ許せるだろう。 私にとっての500円ってそんな水準。 その500円で新品のパッケージソフトが、それも税込・送料無料で手に入ってしまう。 しかも、メール便じゃなく宅急便で。 宅急便って大口契約でも一件あたり最低350円はかかるでしょ。 我々が言うところのフルプライスソフトが1本150円なんて、普通はあり得ない。 たとえ『New ガンダムブレイカー』であったとしても。 そんなあり得ないことが本当に起きた、yodobashi.comで。 あれは一月下旬のことだったかな。 パッケージに同梱されていない予約特典のシリアルコードもちゃんとついていた。 これが不思議なのは、ヨドバシだったら秋葉原店の店頭でワゴン売りすれば捌けるだろうと思われるところ。 500円だったら一日100本ぐらいは軽く捌けるはず。 にもかかわらず敢えて.comに出したということは、そういうレベルじゃない在庫量だったと推測される。 ホントに倉庫に置いておけなかったに違いない。 これは安すぎだったようで、今では通常の値引率に戻っている。 ようやく『New ガンダムブレイカー』の話である。 しかし、書けるほどプレイしたかといえば、もちろんしてはいない。 だって500円という価格以外に興味は無いもん。 一見したところ、アクション部分は面白くないよね。 普段スプラをやってる人間からすると、もっさり動作が耐えがたい。 たぶんこれをどうやっても面白くはならないんじゃないかな。 ガンプラを操作している、という体裁だから、あんまり高速に動くのも不自然なのかもしれないが・・・。 実際のところは、プレイヤーの技能があまり反映しないように設計して、パーツのパワーアップが大きく効くようなバランス取りになっているのではないか。 ファンの人たちはそういうゲームだと分かって買ってるんだろうから、たぶんアクション部分が面白くなくても問題ではないはず。 そうなると、もう私には分からない。 ファーストとG以外のガンダムを知らないから、パーツを付け替えることに興味がわかないし、モデリングの良し悪しなんか分かるはずもない。 お手上げである。 しかしだよ。 あくまで一見したところに過ぎないが、そんなに極端に悪いとも思えないんだ。 ここまで値崩れするほどには。 内容が悪いんじゃなくて、ガンダムファン達はもうゲームをしたくないんじゃないか、という気がするね。 単なる私の想像だけれども。 だって、私と同年代のはずだから、相当高齢化してるだろ。 そりゃゲームするのもシンドイよ。 ファン心理につけ込んでゲームを売りつけてくる連中にNO!を突きつけたい気持ちが、この値崩れを呼んだのかもしれないな。 だとすれば、これはこれで良かったのか。 さすがにもう、この路線でゲームは発売されないだろうから。 もっとも、手を替え品を替え、また別のゲームを売りつけようとするだろうけどね、奴らは。 |