64世代で面白かったゲームを思い出してみると、真っ先に思い浮かぶのは『ポケモンスナップ』。 あれはやっぱり見た目が凄かった。 2Dから3Dへの変化が強烈だったんだ。 ポケモンが生きているように動くって、それまでなかったことだから。 今あれと同じ事をやっても、おそらく何の感動もないだろう。 中身はただのレールシューティングなわけだからね。 じゃあ、今どきそれをやるとしたら、どんな狙いがあるのか? それが私の興味の中心であった。 もちろんこれから書くのは『NEW ポケモンスナップ』の話。 やり始めて、ポケモンの挙動はまあまあ凄いと思った。 しかし、やはりそんなに面白いとは思わなかったな。 これはまた別に書くつもりだけど、野生のポケモンを撮影してもそんなにうれしくないんだ。 自分のポケモンじゃないから。 次から次へと新しい撮影スポットが登場するので、飽きずに進めることは出来たが、それでもあんまりやる気にはならなかったな。 1日当たり数回ぐらいしかプレイしなかった。 中盤ぐらいになると、ボス級のポケモンが自分の周りを旋回するシーンに出会うようになる。 その動きが速くて、アナログスティックでは追従できない。 そこでようやく気付いた。 あ、これVRゲームなのか、と。 ファインダーを覗いている、という体裁であれば、これはVRそのものなんだよ。 視野がファインダー内に限定されているわけだから。 携帯モードでジャイロを使って撮影して、写真をテレビに出力して見る、というようなイメージで開発されたのではないか、この『NEW ポケモンスナップ』は。 そう考えれば、NSの特長を見事に活かした素晴らしい作品だと言えるだろう。 もっとも私はそういう遊び方をやってはいない。 画面が小さくて見えないからさ。 私は最初からゆってるよね、大きい画面のNSを出せって。 10インチぐらいのヤツを。 老眼のユーザーは一杯いるはずなのに、いつまで経っても全然出やしない。 噂になっている新型でも7インチって小さすぎ。 聞くところによると、アップルがNSに似たハイブリッド仕様のゲーム専用機を発売するというような噂があるらしいけど、10インチだったら買うよ。 というか、パワーアップした新型iPadに外部出力付けてくれるだけでも良いんだけど。 結局のところ、私は『NEW ポケモンスナップ』を最後までテレビでプレイした。 この遊び方では、まあまあ、程度の印象しかなかったな。 NSLiteを使っているような若人たちは、むしろもっと楽しめているのかもしれん。 強制的に本来あるべき姿で遊んでいるわけだから。 |