真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY_2

NEUTRALは逃げ 2017_12_14

 

やっと終わった、『真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY』。
さすがにレベル91まで行ったら楽勝だった。
シバを仲魔に出来るから。
シバとカーリー・マーのツートップを組んだら、物理耐性をものともせず瞬殺だった。
追加のエンディングもまあまあ納得の内容で、努力した甲斐はあったな。
これでようやく書ける。
これからNEUTRALについて書きたいのだが、この作品だけでなく『4』のエンディングにも多少触れる可能性があるので、気になる方は読み進めないで下さい。


今回の『真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY』では明らかにNEUTRALが正解のように感じられる。
二人の仲間がLAW寄りとCHAOS寄り分かれてしまって、主人公の立場としては真ん中を行くより他にないのである。
選択肢も極端なものが多いので、普通に選択していくと、どうしてもNEUTRALになっちゃうんだよ。
でも、ホントはCHAOSがいいな、と思ってたんだ。
CHAOSの方が魅力的な悪魔が多いの、どう見ても。
ところが、悪魔も同じ属性で揃えた方が追撃の威力が増すから、ついついニュートラルの悪魔ばっかり使っちゃう。
結果的に使う悪魔も毎回同じになる。
毎度毎度NEUTRALになっちゃって、自らマンネリを招いているような気がしてしょうがなかった。
悪魔のデザインも使い回しだから、尚更マンネリ感が強くなるというものである。

思い返してみると、『4』なんかは多少その反省があったのかもしれない。
二人じゃなくて、三人だったからね、仲間が。
女性キャラがNEUTRALを埋める格好になっていて、空いているわけじゃない、という体にはなっていた。
自発的にどこかを選ばなければならないように。
それでもやっぱりNEUTRALが正解だったような印象はあったけど。
NEUTRALだけ展開が長かったしな。

思い切って、ニュートラルをなくしてしまえばいいのに、とも思うんだ。
ニュートラルを選ぶと無難なんだけど、なんだか印象に残らない。
現実の世界でも、あまりにも乱れていたら人権を無視してでも規律を導入せざる得ない局面はあったわけでしょ、歴史を振り返ってみれば。
逆にあまりにも硬直した社会が長く続いたときには、混乱を受け入れてでも破壊を選ぶこともあった。
プレイヤーに対して、真ん中への逃げを許さず、どっちか選べ!と迫った方が、より印象に残るゲームになるような気はするんだ。
それはマイナス面を受け入れる覚悟をプレイヤーに強いることになるからね。
『DEEP STRANGE JOURNEY』のトゥルーエンドは、自分さえガマンすれば人類全体に対してマイナスの影響は出ない、というあたりが楽な選択のようにも思える。
それだと記憶に残らないんじゃないかな。
『4』『FINAL』『DEEP STRANGE JOURNEY』と3DSで三作もやってきたのに、特にこれといった印象は残っていないのである、私には実のところ。


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