バイオハザード4_3

隣人は小さくささやく 2005_02_15

 

『バイオハザード4』は言語の選択が良かった。
なにがいいって、スペイン語なのがいい。
メインキャラは英語で喋るのだが、下級な信者達はスペイン語で喋るのだ。
なんでスペイン語だといいのかというと、気持ち悪いからである。
異質なものだから。
あれはいい選択だったな。

この『バイオハザード4』は難しくないのに達成感がある。
それは、このゲームが精神的なプレッシャーを感じさせることで、プレイヤーが感じる壁の高さをかさ上げしているからだ。
このかさ上げにスペイン語は大きく寄与していた。
あれは気持ち悪かったもの。
結果として、プレイヤーが投入した努力に対して、より大きな壁を乗り越えたような気分になる。
つまり、それだけ喜びが大きくなっているのだ。
勿論その分、神経はすり減ってるワケなのだが。

私なんかはもうビビっちゃって大変だった。
いつも寝るギリギリまでプレイしていて、バタンキュ〜と寝るように心がけているのだが、プレイ中のドキドキ感が抜けなくてなかなか寝付けなかった。

おまけに隣人が良くない。
私の部屋の隣にはおっちゃん達が住んでいるらしいのだ。
どうも大家さんにナイショで二人で住んでいるらしく、夜中にぼそぼそ喋っている。(見たことはないので、あくまで「らしい」)
いつ「銭形金太郎」がやってきてもおかしくないようなボロアパートに二人で住まねばならんような人々も世の中にはいるわけである。
見つかるとやばいから彼らは声を潜めて喋ってはいるのだが、いかんせんボロアパートなので聞こえてきちゃう。
でも、ささやき声だから、なにを言っているのかはわからない。

そうすると、なんだか隣の部屋にあの村人達がいるような気がするのだ。
あれは参ったな。
ドキドキしちゃって、全然眠れなかった。



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