機動戦艦ナデシコ The blank of 3 years

10年は伊達じゃない 2008_01_30

 

10年前のゲームをプレイすると、結構衝撃を受けるな。
やはり見た目が今のゲームと全然違う。
それは単にハードウェアだけの問題ではなく、当時のトレンドも影響しているんだろう。
10年ってのはやはり長い歳月だったようである。

このところ私は久々にSSを起動させていた。
『機動戦艦ナデシコ The blank of 3years 』という1998年に発売されたゲームをプレイしていたのである。
なんで今どきこんなゲームをやっていたのか、少しだけ説明しておく。

トレーニングルームで走っているとき、大抵いつも音楽を聴いていた。
しかし、だんだん音楽を聴いているだけでは時間がもったいないような気がしてきたのである。
私、新しい曲を補充しないからね。
そこで映画を観ながら走ったらどうだろうと思ったが、これは尺が合わなかった。
せいぜい1時間ちょいぐらいしかやらないので、映画1本だと長すぎるのだ。
そこで時間調整しやすいアニメでも見ようかと思ったのである。
たまたま「機動戦艦ナデシコ」を観ていたら結構はまってしまい、結局映画版まで観た。
そしたらゲーム版もやりたくなったのである。
このアニメは3本ゲーム化されているのだが、その中で一番評判の良い『the blank of 3 years』を選んだ。

なるほど原作ファンにもっとも支持されるゲームだけあって非常に創り手の愛を感じる作品ではある。
なにぶん、私もアニメ見終えたばっかりだから余計面白かった。
といっても、やはりゲームだとどうしても繰り返し部分で間延びするので、そう何回もはプレイできないが。

まあ、ゲームの内容はどうでもイイ。
問題なのはその画である。
今みると超キタナイの。
色数が少ないせいもあるんだろうけど、縁がギザギザで全体が白っぽい。
おそらくスキャナーで取り込んで、たいした修正もしてないんじゃないか。

この時代はとにかく量を詰め込めって感じだったんだろうな。
質より量の時代だった。
今でも量は大事だけど、要求される質はこの当時よりずっと高いだろう。
10年経った今は大変ですよ。
ハードのスペックが上がってデータの処理量は増えるわ、手間かかる割に売れんわ、創る方から見たらイイとこなし。

1998年というと、DCが発売された年だからSSとしては末期も末期だけど、まだこういう勢いで創ったゲームが存在し得たんだな。
基本力押し。
今なら中間画像を自動生成するとか、3Dモデリングでリアルタイム処理して効率化しそうなものだけど。
キャラゲーなら古いものでもさほど今と変わらないだろう、と思ってプレイしてみたが、予想以上に時の流れを感じたな。
10年は伊達じゃない。


戻る