私は人の世話になるのが嫌いである。 自分がするのはまだイイよ。 でも、世話になるといろいろしがらみが発生しそうでイヤだ。 出来れば、人様のお世話にはなりたくないものである。 当然、『風来のシレン4 神の眼と悪魔のヘソ』においても出来るだけ世話にはなりたくないのだが、そこはそれ都合の良いときだけ助けて欲しいのも人間の性。 顔の見えないWiFi救助でさりげなく助けていただきたい。 しかし、WiFi救助ってのはお礼も満足に言ってもらえない仕組みだから、なかなか救助する方もモチベーションあがらないよな。 にもかかわらず、テンプレ以外からお礼が書けないようになってるのは、たぶん、不愉快なコメントを書く連中がいる(かもしれない)からだろう。 なんといっても、「あんしん」が任天堂WiFiコネクションのコンセプトである。 そこで、今回の『4』では、WiFi救助に都道府県支部が出来た。 といっても、単に登録したユーザーを住所で区分しただけだと思うけど。 で、都道府県ごとに救助ポイントを競わせたり、寄付金が一定金額までくるとその県に属する誰かが助けてもらえる仕組みが導入されたのである。 なぜ県単位なのか?という気もしないではないが。 TV番組の影響もあるのかな? なかなか良いアイディアだと思うよ。 些細なことではあるが、確かに幾らかはやる気が出る。 私も2度ほど助けて貰ったので、お返しに少し救助活動をやったけど、自分の支部のランクが高いと嬉しいもんな。 ランキングアップにちょっとは貢献しようという気になった。 自分が救助して貰った以上に救助したし、かなり寄付もしたよ。 いつも余るお金にもいい使い道が出来た。 こういう助ける側のモチベーションを上げる仕組み作りは大賛成だ。 プレイヤーが住んでる地域にどれぐらい帰属意識があるのか分からないが。 もっとも、WiFi救助があるのに敢えて救助掲示板を作って救出活動している連中を見ると、プレイヤーが本当に求めているのはコミュニケーションなのかな、という気がしないでもない。 掲示板で救出活動している連中とかメチャメチャ早くやってくれるみたいだからな。 発売直後だったせいもあるだろうけど、私が21階で倒れたときは丸々一晩助けてもらえず、掲示板で助けてもらっている人がうらやましかった。 よっぽど救助依頼しようかと思ったもの。 <追加> 『4』では装備品にタグが付けられるようになった。 無くしても戻ってくるらしい。 ホントに戻ってくるか不安だから、救助されるのを待ってたけど。 装備品をレベルアップさせることが出来て、その状態を固定することが出来るということは、つまり成果を保証している事に他ならない。 シレンはその場その場で臨機応変にやるのが醍醐味、といっても、実際にはそういう状況になっているわけだ。 本当のシレンの面白さ、は語る分には気持ちいいけど、今の世の中とは合わなくなっているらしい。 一方で、成果を保証するかわりに一部の人には持込不可のおまけダンジョンで対応、という作り方が定着してきた。 プレイヤー間格差がついて来たからだ。 ユーザー層の乖離はプレイヤー人口の減少を招く。 あんまり良い状況ではないかもしれないな。 |