このところずっと、新しいエロゲーを買う気になれない。 エロ心的に言うと、凄く買いたいんだけど。 これは別にお金がないからでも、時間がないからでもない。 わざわざ買うに値しないからである。 だって、エロゲーって進化しないんだもん。 読むだけなら、わざわざ新作を買う必要なんかないでしょ。 やってみるまで海の物とも山の物とも知れないんだから。 やるにしても、既に発売されているモノの中から、評判の良いモノをプレイすればいいのだ。 エロゲーレビューの統計とっているHPにでも行けば、評価の高いエロゲーを見つけることは容易である。 しかし、まだ3Dの分野ならエロゲーは進化するかもしれない。 2D的な映像進化は既に頭打ちだけれど、3D的にはハードウェアの進化を追いかけるように伸びていくはずなのである。 『DOAX2』や『アイドルマスター』をやってたら、3Dには期待できそうだなと思った。 あれはエロゲーじゃないけどね。 そこで、である。 3Dエロゲー界の雄といえば、ILLUSION。 そのILLUSIONから発売される『すくぅ〜るメイト』を久々に買ってみることにした。 アマゾンでエロゲー予約して買ったの初めてだったな。 例によって、内容を説明するつもりは全くない。 しかしながら、これは少しアテがはずれたな。 3Dが進化するってのは些か表現として間違っていた。 一口に3Dと言っても、モデリングに関しては小さいメーカーさんでも既にかなりのモノが出来るようである。 コンシューマみたいに低いパフォーマンスで綺麗に見えるように創れ、と言われると差が出るけど、そうじゃなければ余り差が出ない。 むしろ3Dの中でも差が出るのはモーションの方だった。 詳しい事は分からないけど、『すくぅ〜るメイト』ではモーションデータを手入力してるんじゃないか。 ものすごい違和感。 ひょっとしてビデオカードがショボイからかな、と思って、ビデオカード買い換えたけど、変わらなかったからPCのせいじゃない。 モーションキャプチャーって偉大だと思ったな。 お金を払うべきはもはや3Dモデリングではなく、モーションの方だったのである。 もっとも、モーションキャプチャーという話になれば、割合簡単に解決してしまうかもしれない。 既にノウハウを持っている大手のメーカーさんがエロゲーを創れば、それでお終いである。 テクモあたりがやれば、一時的にはがっぽり儲かるだろう。 たぶん、誰もやろうとしないだろうけど。 長い目で見れば、得るモノよりも失うものの方が大きいから。 ということは、モーションキャプチャーを採用したエロゲーなんてのは当分現れないんじゃないか。 エロゲーメーカーなんてのは小さいところばっかりだからね。 まだまだ伸びる余地がありそうで、実は全然伸びない。 それがいまの3Dエロゲーらしい。 |