私は今まで「桃太郎電鉄」をプレイしたことが一度もない。 したいと思ったこともない。 記憶をたどってみたのだが、「桃太郎電鉄」に対していかなる思い出も存在しなかった。 そこそこメジャーなタイトルなのにね。 何でだろう? 子供の頃はそれなりにジャンプ放送局とか好きだったけどなあ。 子供の頃に好きだったものを殊更否定したくなるような心理が働いていたのかもしれない。 これはある意味幸いな話で、『桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!!』を私は真っ新な気持ちでプレイすることが出来るのである。 ちなみに、プレイする前に私が持っていた知識といえば、路線図を使った人生ゲームかモノポリーみたいなヤツで、キングボンピーとかいう疫病神のせいで大逆転が起こる、という程度であった。 やってみたら、思ってたのとだいぶ違った。 すげーマイナス要素が多いゲームなんだ。 嬉しくない時間が長い。 人間と対戦するときはいいんだよ、それでも。 自分の不幸は対戦相手の幸せになるから、全体としては問題ない。 でも、一人でやるときまで、こんなにマイナス要素を入れる必要があるのかね。 COMを喜ばせても仕方ないだろ。 加えて貧乏神がよく分からない。 あれ、目的地から遠いプレイヤー?に憑くんだよ。 余計負けが込むじゃん。 序盤で貧乏神に憑かれると、資金がマイナスになっちゃって、何も出来なくなる。 メッチャつまらないんだけど・・・。 これは一体どういうことなんだろう。 よくよく考えてみたのだが、どうしても分からない。 どうやったら楽しくなるのか? どう考えたら楽しいと結論づけられるのか? 対戦メインのゲームだと言ってしまえば、それまでなんだろうが。 シリーズものでありながら、現実にそこそこ売れているところを見ると、これが面白いって人がたくさんいるんだろう。 そんなに対戦相手のいる人が世の中に一杯いるとは思えないんだけど。 ひょっとしたら、過去に対戦して楽しかった記憶を持っている人は、その時の記憶がよりゲームを面白く感じさせる、といった事はあるかもしれん。 それぐらいしか理解を示しようがない。 |