私はお金が欲しい。 一生遊んで暮らせるだけのお金が欲しいのである。 もう働きながらゲームするのなんか、真っ平ごめんだ。 脳みそにとっては、ゲームするのも働くのも同じ事なんだから。 疲れちゃうでしょ? しかし、である。 私はお金持ちになるチャンスを既にフイにしてしまっている。 ただひたすらゲームしていて、それが金儲けにつながるなんて、もう2度とないかもしれないな。 ホントに惜しいことをした。 我々は任天堂の株を買っていれば、今頃億万長者だったのである。 私はDSの素晴らしさについて、少なくともタッチスクリーンの素晴らしさについて、『アナザーコード 2つの記憶』をプレイした段階で気がついていた。 昔書いたやつの日付を調べると、2005_02_28となっている。 この時点での任天堂の株価はおよそ12,000円。 ついでにPSPのコンセプトが間違っていることにも気づいていた。(どこかに書いたような気がするけど、どこなのか思い出せない) 少なくとも携帯ゲーム機において、任天堂が勝つであろう事は容易に予想できたはずである。 だったら、任天堂の株を買っていれば良かったのだ。 ちなみに現在の株価は42,000円前後。 なんと2年ちょいの間に3.5倍になっているのだ。 まあ、私の財産なんてのは多寡がしれているにしても、信用取引をしていれば、手持ちの数倍の取引が可能である。 上手くやれば億万長者になれたかもしれないな。 実際任天堂の成長に賭けて大儲けした任天堂ファンはたくさんいるんじゃないか。 もっとも、言うは易し行うは難し、である。 株を買うのには当然リスクが伴うから、大きなお金を動かすと、なかなか平常心ではいられないだろうな。 信用取引なんかしてたら、おそらくまともに仕事なんて出来ないだろう。 なんでこんな話を書いているのかというと、『株トレーダー瞬』をやり始めたからである。 このゲームではどういうわけか、あっという間に時間が過ぎていく。 60日・90日がほんの数分で終わってしまうのだ。 不思議なことに登場人物はまるで歳をとらない。 こんな世界だったら、株をやっても平気かもしれないと思ったな。 株価が乱高下しても、すぐにまた元に戻るからね。 現実にはゆっくりと時間は流れて行くんだよなあ。 耐え難い緩やかな流れですよ。 まあ、そうじゃなかったら、はよ死んじゃってかなわんけど。 <語句説明> 信用取引:証券会社からお金を借りて株の売買をすること。自己資金よりも大きな額の取引が可能。 |