しかしまた3DSは遊びたいゲームがないな、ホントに。 せっかく任天堂がローンチで手を抜いてくれているのに、従来作をそのまま3Dにしたようなものしか作れないサードパーティーにはほとほと呆れてしまう。 そんな中で、おっ!と思わせる作品があった。 『レイトン教授と奇跡の仮面』はちょっとだけ目新しかったな。 といっても、ゲーム自体ではないし、驚くにしてもほんの一瞬に過ぎないのだが。 さすがにあそこの連中は目ざとい。 このゲームの何に驚くかというと、セル調のアニメが3Dになっているのに驚く。 リアルタイムレンダリングを3Dにするのは簡単だ。 いままで通りに作って、2点からレンダリングするだけだから。 処理が2倍になるから、プログラマーの腕が要求されるかもしれないが、基本的に創り手の手間が増えるわけではない。 しかし、セル調のアニメまで3Dにしてくるとは思わなかった。 さすがに人気シリーズの続編だけあって、お金かかってる印象を与えてくれる。 しかしながら、よく考えてみると実は割と簡単なことなのかもしれない。 今どきのアニメって、完全にデジタル化されてるからな。 どのみち、パーツごとに作って後から合成してるんでしょ、たぶん。 合成する前にレイヤーごとに深度を設定しておくだけのことで、作る手間はそんなに変わらないんじゃないか。 2回プリレンダリングするだけだもんな。 普段からアニメ作ってる連中にしてみれば、どうってことないような気はする。 それでも、最初にやることには意味があるよな。 最初の一本はそれなりに訴求力があるだろ。 それもローンチに間に合わせるように作ってくるんだから立派なもんだよ。 ある意味では正しく3DSを使って見せたのかもしれない。 さすがにレベル5は金儲けが上手い。 正直ゲーム内容は、もうイイだろって感じするんだけど。 これが一番売れてるってところが、3DSのいまを表しているような気もする。 |