Miitopia(ミートピア)

ひとりぼっちでも大丈夫 2017_01_13

 

私の3DSには自分のMiiしか入っていない。
しかも適当に創ったヤツで、愛着は全くないな。
その昔、両親にプレゼントしたWiiには両親や兄一家のMiiが入っているはずだが、あれを移動させる方法を私は知らない。
従って思い入れのあるMiiが一つもないのである。
となれば、『Miitopia(ミートピア)』はスルーせざるを得ない作品になるはずだった。
それをやることになったのは、『桃鉄2017』が思いのほか不発だったからである。
年末年始にやるゲームが必要だった。

『Miitopia(ミートピア)』を簡単に説明するなら、「トモダチコレクション」をRPG風にしたような作品だと言えば大体間違いないだろう。
そして、そこが心配なところでもあったんだ。
「トモダチコレクション」は身近な人を操るような背徳感がキモになる作品だったから。

しかし、それは意外と大丈夫だったな。
仕組みはよく分からないが、ユーザーのアンケートを基にしたお勧めのMiiを選ぶと、著名なキャラや芸能人そっくりのMiiが出てくるから、それなりに親近感は湧いた。
カレーパンマンとか、初音ミクとか、松岡修造とかね。
大賢者に今は亡き岩田社長がハマったときには、ちょっと感動すら覚えた。
それなりに知ってるキャラであれば、やってるうちに親近感は生まれてくるから、手持ちのMiiが無いことはマイナスにはならなかったな。

3DSのRPGとしては、比較的下の使い方も上手かった。
全部下画面で操作できる。
そんなに集中してやるゲームではないので、寝転んでやることが多かったんだけど、凄くやりやすかった。
ふりかけでHPやMPを回復させるシステムが入ってるんだけど、これがまた3DSらしくて良かったな。
指でふりかけを振りかけて回復させるときのキャラが嬉しそうで、こっちも嬉しくなる。

このふりかけは別の効果も生んでいて、職業が自由に選べる。
ふりかけは救出した人数に応じてどんどん増えていくのだが、ある程度進むと回復役のジョブを選ぶ必要もなくなるのだ。
一見あんまり役に立たないけど可愛いからどうしてもパーティーに入れたい職業「はな(花)」を選んでも全然問題ない。
丸顔でぱっちりお目目のキャラに「はな」をやらせると抜群に可愛いんだよね。

RPGとしてもそこそこよく出来てるんだが、やっぱりなんだかんだいって、キャラのやりとりが楽しいんだろうな。
特に仲良くなっていく感じが。
途中で2回もレベルを1に戻されちゃうんだけど、全然苦にならない。
むしろ嬉しいぐらい。
だって、また新しいキャラ、新しい職業、新しい性格に出会えるんだから。
レベルは私の損得勘定には入ってなかった。

これは素晴らしいゲームだったな。
意外とボリュームもあったし。
こんなに時間がかかるとは思わなかった。
大満足。
これをやったら、『トモダチコレクション 新生活』もやりたくなった。
あっちも、手持ちのMiiなしで大丈夫なのかな?


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