キミキス

貫くって潔い 2006_08_25

 

少し前のことになるが、大阪で連続女性監禁事件が発覚して大騒ぎになった。
なんでも監禁した女性に「ご主人様」と呼ばせていたそうである。
あのニュースをテレビで観たとき、咄嗟にヤバイ!と思った。
家宅捜索でエロゲーが大量に押収された、なんて話になると肩身が狭い思いをしそうじゃないか。
まあ、最近のエロゲーはちょっと度を超しているものが多いので、多少規制された方が良いのかもしれないが。

その後、あの事件を私はフォローしていないので、どうなったのか知らない。
私の聞いた範囲では、私の心配は杞憂だったようである。
しかし、私は別のところで驚かされた。
まさかギャルゲーで「ご主人様」を聞くとは。
しかもエロゲーの移植ではなく、コンシューマーオリジナルで。
『キミキス』には「ご主人様」を連発するキャラが登場するのである。

この『キミキス』というゲームは、噂に聞いていたほどすごいギャルゲーじゃなかった。
「トゥルーラブストーリー」シリーズと基本構成は同じで、好感度のゾーンが切り替わる際に、キスシーンが入るだけのことであった。
ただ、貫くって凄いことだと思ったな。

これは私の考えに過ぎないけど、基本的に「トゥルーラブストーリー」は「ときメモ」から派生したものである。
「ときメモ」から如何に負荷を取り除き、ゲームを織り込まないで如何にプレイヤー満足させるか、を考えて創られてきたんじゃないか。
プレイヤーを満足させるためには何だって使う。

「絵柄をウケ筋に代えて、人気声優も起用します。
 嬉し恥ずかし、キスシーン満載。
 パンチラも有り!
 もちろん、ご主人様キャラも登場しします!!」
ということなんだろう。
ここまで貫けば潔いじゃないか。

ランダム要素以外にゲームがないから、どんなに作り込んだところで、この作品がブレイクすることは絶対にないと思う。
しかし、プレイヤーの満足度はそれなりに高いんじゃないか。
どのみち買う層は決まってるんだから。
私は結構好きだな。

窓は開けられないけどね。
変な噂は立てられたくない。
エアコン使わずに生活していると、窓を閉めてプレイするのは凄く大変なのだが・・・。



<説明>
コラムのページはほとんど読んでいただけないので説明しておきますが、私は日中エアコンを使わないようにしています。
自分に出来る範囲で省エネしようぜ。


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