少し前のことになるが、大阪で連続女性監禁事件が発覚して大騒ぎになった。 なんでも監禁した女性に「ご主人様」と呼ばせていたそうである。 あのニュースをテレビで観たとき、咄嗟にヤバイ!と思った。 家宅捜索でエロゲーが大量に押収された、なんて話になると肩身が狭い思いをしそうじゃないか。 まあ、最近のエロゲーはちょっと度を超しているものが多いので、多少規制された方が良いのかもしれないが。 その後、あの事件を私はフォローしていないので、どうなったのか知らない。 私の聞いた範囲では、私の心配は杞憂だったようである。 しかし、私は別のところで驚かされた。 まさかギャルゲーで「ご主人様」を聞くとは。 しかもエロゲーの移植ではなく、コンシューマーオリジナルで。 『キミキス』には「ご主人様」を連発するキャラが登場するのである。 この『キミキス』というゲームは、噂に聞いていたほどすごいギャルゲーじゃなかった。 「トゥルーラブストーリー」シリーズと基本構成は同じで、好感度のゾーンが切り替わる際に、キスシーンが入るだけのことであった。 ただ、貫くって凄いことだと思ったな。 これは私の考えに過ぎないけど、基本的に「トゥルーラブストーリー」は「ときメモ」から派生したものである。 「ときメモ」から如何に負荷を取り除き、ゲームを織り込まないで如何にプレイヤー満足させるか、を考えて創られてきたんじゃないか。 プレイヤーを満足させるためには何だって使う。 「絵柄をウケ筋に代えて、人気声優も起用します。 嬉し恥ずかし、キスシーン満載。 パンチラも有り! もちろん、ご主人様キャラも登場しします!!」 ということなんだろう。 ここまで貫けば潔いじゃないか。 ランダム要素以外にゲームがないから、どんなに作り込んだところで、この作品がブレイクすることは絶対にないと思う。 しかし、プレイヤーの満足度はそれなりに高いんじゃないか。 どのみち買う層は決まってるんだから。 私は結構好きだな。 窓は開けられないけどね。 変な噂は立てられたくない。 エアコン使わずに生活していると、窓を閉めてプレイするのは凄く大変なのだが・・・。 <説明> コラムのページはほとんど読んでいただけないので説明しておきますが、私は日中エアコンを使わないようにしています。 自分に出来る範囲で省エネしようぜ。 |