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今どきのゲームは、DL専売にして価格を下げつつ、時間稼ぎを止めてサクッと終わらせた方がウケる、結果的にメーカーさんも儲かる、と私は主張してきたはず。 特に一回しかやらないアドベンチャーゲームはね。 結果的にこの主張を裏付けることにはなった、という感想が残ったゲームが『魔法少女ノ魔女裁判』。 STEAMで見つけた時から「圧倒的に好評」を獲得しており、セールで買った時も評価がまったく揺らいでいなかったゲームでもある、これは。 私としては意外な結論になった、とクリアしたいま思っている。 ちょっとだけネタバレを含むので、興味のある方は読み進めないでください。 このゲームは、まあいわばダンガンロンパフォロワーなんだろう。 魔女因子を持つ少女たちが逃げられない孤島に集められて、魔女因子のせいで起きる殺人事件を、自分たちで裁かされてしまう。 ゲームシステムや残忍な処刑方法がいかにもダンガンロンパフォロワーという感じ。 評判が良いのもわかる反面、オリジナリティを感じず、そこまで面白いとも感じていなかった、私は。 魔法を殺人のトリックに使う割に魔法が明確に定義されておらず、謎解きゲームとしては今一つ。 すぐに殺人が起きるし、捜索パートがサクッと終わるのでテンポはいいな、という程度の印象。 最初のエンディングを迎えた時には、これで「圧倒的に好評」はちょっと変だな、と思っていた。 しかし、それは終わりではなくまだ半分も行ってない状態。 ここから逆転すれば、そりゃもっと評価は上がるだろう、とこの時点で予想できた。 散々殺し合いをさせられた挙句、最後に綺麗に話がまとまる。 そこまで苦労した分、喜びもひとしお。 これを面白かった、とほとんどの人が感じるのは当然だろう。 一方で、実をいうと私はあんまり面白いと思ってなかった。 主人公格の二人がどっちも好きになれなかったのだ。 二人とも人格が破綻してるんじゃないかって気がしてたんだよね、ずっと。 最後の感動のシーンも全然感動できないの。 その結果このゲームに対して、時間稼ぎしてないのにボリュームがそこそこあって値段が安い優良なDL専売ゲームである、という感想だけが残った。 もっと楽しめるポテンシャルを持った作品だっただけに、私も残念。 しかしながら、冒頭に書いた私の主張が正しいことは確認できた。 なんでも既に20万本売れているそうで、そのことも私の主張の正しさを裏付けているだろう。 |