魔法少女ノ魔女裁判、STEAM版

主張の正しさを確認 2025_10_13



今どきのゲームは、DL専売にして価格を下げつつ、時間稼ぎを止めてサクッと終わらせた方がウケる、結果的にメーカーさんも儲かる、と私は主張してきたはず。
特に一回しかやらないアドベンチャーゲームはね。
結果的にこの主張を裏付けることにはなった、という感想が残ったゲームが『魔法少女ノ魔女裁判』。
STEAMで見つけた時から「圧倒的に好評」を獲得しており、セールで買った時も評価がまったく揺らいでいなかったゲームでもある、これは。
私としては意外な結論になった、とクリアしたいま思っている。
ちょっとだけネタバレを含むので、興味のある方は読み進めないでください。


このゲームは、まあいわばダンガンロンパフォロワーなんだろう。
魔女因子を持つ少女たちが逃げられない孤島に集められて、魔女因子のせいで起きる殺人事件を、自分たちで裁かされてしまう。
ゲームシステムや残忍な処刑方法がいかにもダンガンロンパフォロワーという感じ。
評判が良いのもわかる反面、オリジナリティを感じず、そこまで面白いとも感じていなかった、私は。
魔法を殺人のトリックに使う割に魔法が明確に定義されておらず、謎解きゲームとしては今一つ。
すぐに殺人が起きるし、捜索パートがサクッと終わるのでテンポはいいな、という程度の印象。
最初のエンディングを迎えた時には、これで「圧倒的に好評」はちょっと変だな、と思っていた。

しかし、それは終わりではなくまだ半分も行ってない状態。
ここから逆転すれば、そりゃもっと評価は上がるだろう、とこの時点で予想できた。
散々殺し合いをさせられた挙句、最後に綺麗に話がまとまる。
そこまで苦労した分、喜びもひとしお。
これを面白かった、とほとんどの人が感じるのは当然だろう。

一方で、実をいうと私はあんまり面白いと思ってなかった。
主人公格の二人がどっちも好きになれなかったのだ。
二人とも人格が破綻してるんじゃないかって気がしてたんだよね、ずっと。
最後の感動のシーンも全然感動できないの。

その結果このゲームに対して、時間稼ぎしてないのにボリュームがそこそこあって値段が安い優良なDL専売ゲームである、という感想だけが残った。
もっと楽しめるポテンシャルを持った作品だっただけに、私も残念。
しかしながら、冒頭に書いた私の主張が正しいことは確認できた。
なんでも既に20万本売れているそうで、そのことも私の主張の正しさを裏付けているだろう。


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