MAD RAT DEAD、PS4版

名前を知っておくべきゲームになるかも 2021_12_30



GamePassの中で遊んでもいいと思えるゲームを探すのにも疲れた。
なんかないの?コンシューマで!と思ってアマゾンを開いたら、お勧め中に出てきたゲームの、さらにその関連商品の中に見つけたのが『MAD RAT DEAD』。
見たことも聞いたこともない、存在自体を知らないゲームだった、これは。
日本一ソフトウェアのゲームだから、価格を度外視すればきっと遊べるのだろう。
リズムゲームにアクションを組み合わせたような作品らしく、評判は良さそうだ。
もうこれでいいだろ、と半ば投げやりに私はプレイし始めた。

やってみたら、これはなかなか斬新だった。
BGMとステージを同期させる手法はUBIが得意とするところだけれども、このゲームではBGMと入力タイミングが合っていないと行動できない。
だから、感覚でいうと『Crypt of the NecroDancer』に近いのかな、こっちは横スクロールだけど。
まったく同じタイプのゲームは他に心当たりがないな。
極めて目新しかった。

しかも、シンクロ感が凄いんだ。
キャラクターの設定とビートを刻むこともいい感じにマッチしてる。
上手くいっているときは陶酔感と呼んでもいいものを感じるよ。
マジで面白い。

もっとも、それを長く味わうことはできないんだけどね。
とにかく難しい。
やることが単純なので、どうしても難易度が高くなっちゃうんだよ。
基本的にはダッシュとジャンプしかできないからね。
難しい代わりに巻き戻し機能があって、直前からやり直せるんだけど、これがまた難しい。
途中からやるとリズムが合わないの。
上手くいかないと何十回も同じところをやり直す羽目になる。
これは惜しいゲームだった。
もっとすんなり遊ばせてくれれば、もろ手を挙げて面白いと言ってあげられたのにね。

これも我々が言うところのフルプライスの弊害なのかな。
どうしてもボリュームを稼がなきゃいけないから。
もったいない、これはホントに。
今後、この手の名作が生まれたら、遊んでおくべき古典として紹介されることがあるかもしれないな。
それを待たなくても、大幅な値引きセールがあれば、やっておいて損はない。
『Crypt of the NecroDancer』と同程度には名前を知っておくべきゲームになりそうな気がする。


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