ライブドアショックに思うこと

ライブドアショックに思うこと 2006_01_27

 

いわゆる「ライブドアショック」。
あれは面白かった。
世の中、他人の不幸ほど面白いものはない。
自分の軽薄さにも驚くが、ついでに自分の中にあるトレンドにも気付かされるのである。

ライブドアに強制捜査が入って以来、どうもニュースを見たくなる。
それもリアルタイムで。
ニュースを録画したり、タイムシフトで観たり、という気にはならない。
21時台からずーっとニュース番組をハシゴする日々が数日続いた。

ところが、新しい情報なんてそんなに入ってこない。
でも、なんかあるかな、と期待しているからTVはつけておきたいのである。
一方で当然、単位時間あたりの喜び量は著しく減少するので、何かしなければ自分を満足させることは出来ない。
そうすると、NDSに手が伸びるのである。
TVのボリュームを絞っておいて、NDSで遊ぶのだ。
GBAの時も感じていたけど、TVを潰さないということの意味は大きいな。
NDSは携帯機というよりはインターフェイスの異なる据え置き機といった雰囲気だし。(デカイ・重い)

日本の場合、チャンネル数が少ないこともあって地上波放送が圧倒的に強い。
数が少ないから視聴者が集中する→広告価値が上がる→お金が集まる→面白い番組が創られる→更に視聴者が集中する、というポジティブスパイラルが生まれているのである。
海外よりも日本で携帯機が受ける理由はここら辺にもあるのかな。

テレビゲームがTVを占領出来ると思うなんて傲慢なんじゃないか。
そんな気すらしてくる。
ここ数年、TVチューナーつきPCの市場占有率が高まっているらしいけど、あれはPCがTVに乗っ取られている、と解釈すべきなのかもしれない。

世界一のゲーマーになりたい、などと抜かしている私がこんな事を書いちゃいけないんだろうけど、実際にそう感じているのだから仕方がない。
ここ最近は、PS2はおろかGCですら電源を入れられないでいるんだから。

もしこの感覚が本物だとすれば、例えレボリューションが登場しても、電源を入れられないことになるのだが・・・。
まさか・・・、そんなね。



<余談 2006_01_30>

ハードディスクレコーダーの普及により、CMを飛ばしている人が多いらしい。
私も飛ばしている。

そうすると、CMに価値がなくなるので、現在の広告収入で利益を上げるビジネスモデルは衰退するだろう、という見解があるそうだ。
そういう事態になると、テレビゲームの復権なんてのも考えられるかもしれない。
収入が減る→面白い番組が創れない→視聴者が減る→広告収入更に減、という ネガティブスパイラルに陥る事になるからだ。

でも、今のテレビ見てると、そんな印象は全く受けないけどね。
誰も彼も身を削って笑いを取ってるよ。
なんでアイドルが元彼の話を自分からしなければならないんだろう。
誠に不思議なことです。



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