やっぱりちゃんとプレイしないとダメだな。 『ZombiU』を進めていったら、当初思っていたよりもずっと優れたゲームだということがわかってきた。 タブコンを使う、という意味においてだけど。 さすがにWii世代で成功を収めたUBIソフトの作品だけあって、考え方としてはWii世代の延長で理解出来た。 『ZombiU』を後半まで進めていくと、ときどき電波妨害されて、タブコン側が使えなくなる。 レーダーやスキャナーが使えない。 このとき、すごく不安な気持ちになった。 あまりに怖くて、武器いっぱい持ってるのに、操作ミスって死んだこともあったな、そういえば。 それはつまり、タブコンを使わなくてもできるはずのことであっても、タブコンに私は価値を感じていた、ということだ。 Wii世代では、既に何らかの価値を持っている行為を、Wiiリモコンの操作に置き換えることで得をしてきた。 ある意味においては、創り手はラクをしてきたとも言える。 何にもしなくて良かったわけだから。 しかし、タブコンはその形状や機能から考えて、既に価値を持っていて、かつ同一性のある対象を探すことが難しい。 少なくとも私は思いつかない。 とすれば、タブコンをゲームの中に持ち込んで、ゲームの中でタブコンに価値付けしてやらなきゃいけないって事だな。 本末転倒のような気もするけども。 この『ZombiU』は簡単に死ぬゲームだから、慎重に進めていかなければならない。 レーダーもスキャナーも使いにくいけど、それは生命線だった。 だから価値を感じるんだろう。 タブコンに価値を創造するために、このゲームの難しさは必須だったんじゃないかと私は思うのである。 簡単だったら、極端な話、使いにくいタブコン側は見ないからね。 同発でこの作品を創ってきたUBIの連中はなかなか優秀なんじゃないか。 方向性として、それで良いのかどうか、よく分からないが。 だって、任天堂自体がどういう意図でタブコンを創ったのか、が判らないから。 意図を推認出来るような作品が見当たらないんだよ。 |