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見た目に凝ったゲームはどいつもこいつもダメだな。 CGにお金をかけるせいでプライスを高めに設定しなければならなくなり、その結果プレイタイムを水増しすることになる。 ただ長いというだけで、今のトレンドには合わないよ。 今はシンプルで短いゲームがイイ。 そういう観点で言えば、これは最高のゲームだったな、『LEAP YEAR』。 STEAMのお勧めに出てきた時、これだ!と思った。 シンプルな見た目といい、値段の安さといい、評価の高さといい。 そして、その期待通りだった。 このゲームはパズル寄りのアクションゲームというべきなのかな。 1から29の日めくりカレンダーのようなカードを取得するゲーム。 タイトルである閏年と29には関連があるが、なぜ29でなければならないのかはプレイしてもよくわからなかった。 説明は全くないものの、やること自体はシンプルで特に悩むことはなかったな。 とにかくカードを取るだけ。 最初はスペランカーみたいなゲームなのかと思った。(スペランカーをやったことないけど) 2マス分ジャンプできるのだが、2マス分落ちると死ぬ。 つまりジャンプして同じ位置に着地しちゃダメなの。 1マス分しか降りられない。 そういうパズル要素を持ったゲームなのだろうと、最初は誰しも思うはず。 そのルールだけで半分ぐらいはカードを取ることが出来る。 しかしそれだけでなく、落ちる高さによって反応が変わるんだよね。 バウンドしたり、突き抜けたり。 最初に思ったよりも、いくらか複雑なゲームだった。 とはいえ、マップがそんなに広くないので、だいたい2時間もあれば全容はつかめるはず。 思いつきさえすればあっという間だった、29個しかないからね。 極めて濃密な時間を体験することが出来たのである。 最後の一個なんかよく出来ていて驚いたね。 あんまり書くべきじゃないだろうけど、あれが逆になってもちゃんとゲームになるし、しかも進む方向がほぼ一意になるように設計されていたことに驚くしかなかった。 クリアした時は大満足でした。 ホントに、いま求められているゲームって感じがしたね。 |