みんなのゴルフ6_5

一番得意なことが上手くいかない 2013_01_24

 

キムタクが亡くなってもう3年近く経つ。
キムタクってのはもちろん野球選手の方の。
私は特別キムタクのファンではなかったのだが、亡くなってから前年の新人研修での講演を読んで、惜しい人を亡くしたと思ったものである。
講演内容は今でも検索すれば出てくる。
講演の終盤にこういう件がある。
「一番得意だったことが上手くいかない。それもプロ野球。」
プロ野球には上手いヤツが集まってくる。
みんな高校・大学でチーム1だったヤツばっかりだ。
それでも集合が出来れば、やはり順列はつく。
100人いれば、100番手のヤツがいる。
一番得意なことが一番下手だって、そんなことに耐えられるだろうか?
私にはちょっと無理だな。
少なくとも、趣味を仕事にはしたくない。
行き詰まったときに逃げ場がなくなっちゃうじゃないか。


ところで話のレベルは全然違うのだが、『みんなのゴルフ6』のデイリー全国大会は依然として続いていた。
でも、さすがにちょっと飽きてきたな。
毎日参加するだけならともかく、いったん今日のコースを確認してから戻って練習するのはもう無理だ。
やめるべきタイミングがやってきたというところである。

結局、一年近くやってきて、最高のツアー順位が263位だった。
それもPS3版が出る前の順位。
自分でも信じられない。
まさか二桁に遠く及ばないとは。
3回ぐらいフリーズで記録なしの日があったけど、一日も休まずやり続けて。
自分の下手さ加減にビックリした。

週間ツアーは無理でも、一日だけなら奇跡はあり得るんじゃないか、と思っていた。
実際ワンプレーの中で2回ホールインワンが出たこともあったんだ。
しかし、他のホールがまとめられず、平凡なスコアに終わってしまった。
あれが最初で最後のチャンスだったな。
振り返ってみれば、早い時期に出した99位が最高順位だった。
一日一回だから、技術を試行回数で補うことができないんだよ。
ホントに参った。

やっぱりメジャーなタイトルだけに上手い奴らはいっぱいいる。
今まで私がやってきたゲームとは絶対数が違う。
そいつらと張り合えば、当然それなりの順位がつくってことなんだろうな。
金と時間を使って、自分が無能であることを確認する、それがゲームなんだ。
それでもゲームをやる。
ゲームをやらない自分よりは、やる自分の方がマシだ。
そうとでも思って自分を奮い立たせないと、やってらんないな。


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