キムタクが亡くなってもう3年近く経つ。 キムタクってのはもちろん野球選手の方の。 私は特別キムタクのファンではなかったのだが、亡くなってから前年の新人研修での講演を読んで、惜しい人を亡くしたと思ったものである。 講演内容は今でも検索すれば出てくる。 講演の終盤にこういう件がある。 「一番得意だったことが上手くいかない。それもプロ野球。」 プロ野球には上手いヤツが集まってくる。 みんな高校・大学でチーム1だったヤツばっかりだ。 それでも集合が出来れば、やはり順列はつく。 100人いれば、100番手のヤツがいる。 一番得意なことが一番下手だって、そんなことに耐えられるだろうか? 私にはちょっと無理だな。 少なくとも、趣味を仕事にはしたくない。 行き詰まったときに逃げ場がなくなっちゃうじゃないか。 ところで話のレベルは全然違うのだが、『みんなのゴルフ6』のデイリー全国大会は依然として続いていた。 でも、さすがにちょっと飽きてきたな。 毎日参加するだけならともかく、いったん今日のコースを確認してから戻って練習するのはもう無理だ。 やめるべきタイミングがやってきたというところである。 結局、一年近くやってきて、最高のツアー順位が263位だった。 それもPS3版が出る前の順位。 自分でも信じられない。 まさか二桁に遠く及ばないとは。 3回ぐらいフリーズで記録なしの日があったけど、一日も休まずやり続けて。 自分の下手さ加減にビックリした。 週間ツアーは無理でも、一日だけなら奇跡はあり得るんじゃないか、と思っていた。 実際ワンプレーの中で2回ホールインワンが出たこともあったんだ。 しかし、他のホールがまとめられず、平凡なスコアに終わってしまった。 あれが最初で最後のチャンスだったな。 振り返ってみれば、早い時期に出した99位が最高順位だった。 一日一回だから、技術を試行回数で補うことができないんだよ。 ホントに参った。 やっぱりメジャーなタイトルだけに上手い奴らはいっぱいいる。 今まで私がやってきたゲームとは絶対数が違う。 そいつらと張り合えば、当然それなりの順位がつくってことなんだろうな。 金と時間を使って、自分が無能であることを確認する、それがゲームなんだ。 それでもゲームをやる。 ゲームをやらない自分よりは、やる自分の方がマシだ。 そうとでも思って自分を奮い立たせないと、やってらんないな。 |