3DSの値下げが発表された。 なんでも、値下げ前に買ってくれたユーザーには、3DSで動くGBやらGBAのゲームをダウンロードさせてくれるんだそうである。 そんな大昔のゲームを貰って嬉しいのかね。 私にはよくわからないのだが。 アマゾンで値下げ前の3DSが2万円で売られていたから、全部合わせて新作ソフト1本分ぐらいの価値はある、と踏んでいるらしい。 一方で、お詫びの無料ダウンロードを既にやっているところがあった。 PS3は情報漏洩のお詫びに既存のゲームを無料ダウンロードさせてくれたのである。 折角だから私もダウンロードしたけど、やってみたら凄く面白かったな、『The Last Guy』。 既によく知られている作品だから、今更の感はあるが。 救出した人間がどんどん連なっていって、列が長くなればなるほどスコアも快感も高くなるけど、その代わり難易度も上がるという具合に上手くトレードオフが設計されている。 実在の地図とPS3の計算力を上手く活かした、という意味でも素晴らしい。 拡大縮小や同じモノをたくさん表示するのが得意だからね、次世代機・・・じゃなくて、現世代機は。 おまけに、エクストラステージを出すために多少ヤリコミを要求してくるから、プレイタイムもそれなりに長かった。 最初はエンディングまで行って止めようかと思ったけど、なんだかんだでフルプライスのゲームと遜色ないぐらい遊んでしまったな。 何カ所かのパスワードを変更することの対価としては、まずまず十分といえた。 確実にゲームを一本買わずに済んだわけである。 確かにソニーはお詫びにお金をかけずに済んだかもしれないが、結局回り回ってゲーム業界でメシを食っている誰かが損をしたような気がする。 それは必ずしもソニー自身ではない、というだけ。 もし仮に3DSでプレゼントされるゲームが面白かったら、それはそれで3DS用のゲームの販売機会が失われるのではないか。 任天堂はその昔、ゲーム機にソフトはバンドルしない方針で、北米でMDに押し込まれた時期もあったけど、結局はバンドルしない方が正解だったんだけどな。 今どきはライバルがモバゲーとかだから、もうそんなこと気にしてる場合でもないのかね。 |