The Last Campfire、AppleArcade版

サブスクの弊害 2022_07_12



このところ、どこかしらのサブスクに加入していることが多い。
GamePassであったり、AppleArcadeであったり。
なんせ遊びたい放題なものだから、とりあえずインストールしてみるわけである、いろんなゲームを。
でも、タダだから粘れない。
ちょっとでも面白くないと思ったら、すぐにアンインストールしてしまうのだ。
今年に入ってからだけでも、50本ぐらいはアンインストールしたんじゃないかな。
その結果、また別の問題が発生してしまうのであった。


ところで。
AppleArcadeの有効期間中にもう一本ぐらい遊んでおこうかと思ってラインナップを見渡した時、新作ではもう何も見当たらなかった。
以前からあるものの中で、多少なりとも気になっていた『The Last Campfire』を私はやることにしたのである。
ちょっとミステリアスな雰囲気のある謎解きゲームっぽかった、一見した感じでは。

やってみたら、とてもよくできたゲームだったな。
思いのほかフィールドが広くて、最初は難しそうに感じるのだが、やってみるとそうでもない。
意地悪な謎解きがなくて、サクッとプレイできる。
最初は意味不明だったストーリーも私は気に入っている。
主人公に特定の名前がなく、種族全体の呼び名しかないので、ユダヤ人をモチーフにしているのかと初めは思ったのだが、そこまで限定はしてないのかな。
テーマは人生そのものというべきかもしれない。
何が正解なのかわからないし、生まれてきたことに理由なんかないし、明確なゴールもないし、最後は必ず死ぬ、それでも前に進まなきゃ、みたいな話であろうと私は受け止めている。
ゲーム内容とお話がマッチしていて、納得のいく作品に仕上がっていた。

しかし。
実は、私はあんまり面白いと思っていなかったのだ、プレイしている最中は。
このゲームには全く非はない。
問題は私が似たようなゲームばかりやりすぎていたことにある。

嫌なゲームを片っ端からアンインストールしていると、残るのが同じようなゲームばっかりになっちゃうんだよね。
謎解きゲームというか、脱出ゲームというか。
ホントにそんなゲームばっかり立て続けにやってたから、さすがにちょっと飽きた。
『The Last Campfire』をやっているときに私が持ったのは、面白いよりメンドくさいという感想だったのだ。

これはホントに申し訳なかった。
せっかく出来のいいゲームに出会えたのに。
サブスクに入るにしても、もうちょっといろんなゲームで遊ぶべきだったと反省している。


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