2日遅れて『サクラ大戦3』をゲットした。 まだホンのさわりしかやってないので感想を述べる段階ではないのだろうが、一つだけ書いておきたい。 このゲームをプレイしはじめて、私がまず驚いたのはキャラクターだった。 「また、えらく魅力的なキャラクターを創ってきたね!!」というのが第一声である。 そしてキャラクターの頭を見て、あれっ!?と思った。 頭の上端が切れていたのである。 つまり絵がはみ出していたのだ。 それはどういうことかというと、バストアップの止め絵がめちゃめちゃデカいということである。 このデカさは間違いなくキャラの魅力を引き出す一端になっているだろう。 よくよく考えれば当たり前のことだ。 何かを表現しようと思ったら、情報量は多い方が良い。 だったらたくさんのドットで描いた方が良いに決まってるのだ。 実はエロゲーの世界では、このことは常識である。 エロゲーでは、からだ全体をワンカットに入れて欲しいという要請があり、描き手は大変苦労する。 というのも、からだ全体を入れると顔が小さくなってしまったり、構図がマンネリ化したりで、キャラの魅力を表現することが難しいからである。 だからたまにはアップも織り交ぜていった方が良いよ、というのが常識になっているのだ。 しかし、ギャルゲーの世界ではからだ全体を入れて欲しい、などという要請はほとんどない。 だったら、どっかーんっとでっかい絵で攻めてみれば良いじゃない! それは当たり前で、すごく素敵な事だ。 だってほら、こんなに魅力的なんだよ。 どうして今までみんな気付かなかったんだろう? 当たり前のことなのに。 複数のキャラを同時に表示する可能性を考えながら創っているからだろうか。 全くの偶然なんだけど、『ハンドレッドソード』でもキャラクターは大きく描かれていた。 もっとも『サクラ大戦3』は更にふた周りほども大きいけど。 一つの流れなんだろうか? 最近の私は量的にはゲームを追えなくなってきているので、実態を把握することは出来ないのだが・・。 でも、良いことは真似すればいい。 みんな、どっかーんと大きく描いちゃえ。 そしたら、もっとゲームは素晴らしくなるよ。 <追記 2001_04_15> 『サクラ大戦3』のバストアップ絵は見れば見るほど良くできている。 バストアップだからといって、いつも正面を向いている必要はないのだ。 アップ過ぎて構図が苦しい中で、少し下から、あるいは少し横から描いてみたり、キャラの魅力を引き出すための努力を積み重ねている。 本当に頑張ったよね。 <後日談 2002_05_14> 今更のようにDC版『サクラ大戦1』『2』をやってみたんだけど、頭の端が切れているのは前からだということがわかった。 SSの時代は漫然と遊んでいたので気付かなかった。 『1』『2』では表示領域が狭いために切らざる得なかったようだ。 『1』より『2』、『2』より『3』と徐々に絵は大きくなっている。 やっぱりキャラは大きい方がいいんだよね。 大きすぎて顔の一部分しか入ってない絵はどうかと思うけど。 |