私は巨人ファンである。 それも比較的熱心なファンであると自負しているが、負けているチームを応援する気にはならない。 私は強い巨人が好き。 負けているときはTV中継も観ないよ。 2000年の優勝決定試合は9回まで負けてたから、今日はダメだとばかりに銭湯へ行ってて、肝心の所を見逃した。 今年は大型補強した割に酷いスタートで、全く興味を失っていた。 松井は所属先が決まらないし、もう野球というもの自体を頭から外していたな、春先は。 ところが、5月に入ってから調子が良くなってきた。 やっぱり贔屓の球団が負けないのは気分が良い。 プロ野球への興味も高まってきたね。 私が『プロ野球スピリッツ2012』をやる気になったのは、まさにそのせいである。 折角だからPSVita版をプレイすることにした。 私はこのシリーズをプレイするのが初めてだけど、意外とよく出来ているのに驚かされる。 ゲームの構成としてではなく、日本のプロ野球をモチーフとしたゲームとしてね。 顔は今ひとつだけど、各選手の固有モーションとか本物っぽいよ。 パワプロとかと違って、100%日本のプロ野球に対する思い入れを借りてきてプレイするゲームって印象だ。 そう思えば、これはこれで満足できるな。 満足という意味では、ファンの期待通り、あるいはそれ以上に選手が働いてくれるのも嬉しい。 パラメーターはかなり大盛りサービスなんじゃないか。 巨人の選手なんか、ポテンシャルは高くても実際にはそれほど打ってない選手が多いわけだけど、ファンが期待するパラメーターにしてある。 しかも、簡単に選手をレベルアップできて、そのパラメーターでペナントモードも戦えるようにしてあった。 オートで試合を進行させると、実際その通りに結果も出してくれるし、言うことなしだ。 日本のプロ野球ファンが気分良くプレイできるようにしてある作品だな。 得をする、という観点からすれば、まずまず理にかなっているんだろうね。 もっとも、ファンですら「うちは戦力足りねえ」って思っているようなチームだと、その通りの結果になってしまうかもしれないが。 他のチームのことは見てないから分からない。 |