小橋建太が引退するんだそうである、プロレスラーの。 まだ45歳と聞いてびっくりした。 意外と若いな、昔からいる割に。 45歳っていったら、プロレスラーとしては円熟期というべき年齢なのに引退するんだから、相当からだが傷んでいるんだろう。 そりゃ傷むよ。 全日の試合は大変だったからな。 レスラーの絶対数が少ない上に、メインイベントをはれる日本人が4人しかいなかった。 一人あたりにかかる負担はハンパじゃなかったろう。 新日なんかだと10分で終わるところを、カウント2.8の連続で30分とか60分とか闘い続けなければならなかったからね。 もう終わるだろ、と思っても終わらないところが、全日の特徴だった。 ところで、全然関係ないのだが、『バイオハザード6』をこのところプレイしていた。 異様に疲れるゲームで、セーブポイントに到達するたびに電源切ってたら、クリアするのにどえらい期間が掛かってしまった。 今の「バイオ」は敵と近接することを前提としてつくられていて、全然ものが違うよね、昔とは。 恐怖を視野の見づらさと敵との近接で演出してる印象だ。 気疲れしてしょうがないよ。 こういうもんだと思えば、別に悪くはないんだろうけど。 ゲームの中身はどうでもいいんだけど、私が気になっていたのは、必ずと言っていいほどイベントボスが蘇ってくること。 全然やられないんだよ。 っていうか、なんでトドメを刺してから先に進まないんだ、細胞単位で生きてるかもしれないだろ、ガソリンでもかけて燃やしとけよ、とか何回も思った。 まあ、でもよく考えたら、ゲームもプロレスと同じで、あっけなく終わったらそれはそれでガッカリだからね。 レスラーの換えが足りないのと同じで、敵のデザインも枯渇するしな。 観客にアピールする暇があったら早くフォールしろよ!とか文句言うプロレスファンがいないことを思えば、ゲーマーもそんなことに文句を言っちゃいけないんだろう。 ただし、プロレスでも得意技を2.8で返されると、終わり方が難しくなる。 長引かせれば長引かせるほど、観客が納得するハードルは高くなるからね。 初お披露目の改良版必殺技を使うとか、意表を突いて相手の得意技を使うとか、一つの技に拘り抜くとか、ちょっと工夫が必要になるだろう。 『バイオハザード6』はエンディングが4回あるせいもあるんだろうけど、ちょっと物足りない気はした。 ロケットランチャーを4回使うわけにもいかないしね。 シリーズも『6』まで来ているのに、円熟味は感じなかった。 演出の組み立てに一工夫欲しい。 それが出来ないなら、引退を考えないといけないんじゃないかな。 もうゾンビじゃなくて、ただの生物兵器だしね。 <余談> まったく関係ないのだが、タイトルを何にしようか考えていたら、突然「ジョー樋口によろしく」という文言が頭に浮かんできた。 たぶん、最近よく「ブラックジャックによろしく」の作者の発言がニュース記事になるからだろうな。 しかしまた、著名なキャラの名前を関係ない作品のタイトルに入れるのって許されるのかね? 私は卑怯な気がして、その一点を以て、彼のいうことに一切耳を貸すことが出来ない。 漫画の評判がいいことは知っているのだが。 |