奇天烈相談ダイヤル、STEAM版

いろんな意味で騙された 2024_05_15



まさかこんな騙され方をするとは思わなかった。
STEAMのお勧めに出てきた『奇天烈相談ダイヤル』という無料ゲーム。
パッと見、藤子不二雄先生っぽい絵が目を引いた。
でも、実はSTEAMのトップページだけで、ゲーム中にこの絵は出てこない。
だからガッカリ、かというとそんなことはなく、これはとんでもないゲームだった。
すっかり騙されたよ。
具体的なことは書きませんが、騙される体験を失いたくない方は読み進めないでください。

『奇天烈相談ダイヤル』は怪異に出会ってしまった人の相談を電話で受けるゲーム。
相談内容と怪異のマニュアルを見比べて、違っている点が一つでもあったら怪異ではない、完全一致だったら怪異、と判定するのである。
怪異って、類似や派生がいっぱい存在して分かりにくい。
だから、そこがゲームになるんだな。
これは凄い発見だよ。

一見したところ、極めて作業っぽい内容なのだが、これが思いのほか楽しかった。
怪異のデータを読むこと自体が楽しかったのもある。
まさか無料ゲームで10時間以上遊べるとは思ってもみなかったよ。
繰り返し遊べるように工夫されているのである。
一週間終了時点のスコアでA判定を取らないと全要素を開放できないのだが、その為には自分で難易度を上げなければならない。
難易度を上げるとスコアが上がる仕組みになっているから。
これによって、難易度を上げて繰り返しプレイするモチベーションが生まれるのである。
これはホントによく出来ていた。
未解決怪異残り1まで自力でやって、もうDLCを買う必要はなかったのだが、DLCを買ったよ。
創り手に敬意を表して。

DLCを買うとサクッと全怪異埋まるし、その頃にはA判定も取れる。
そうすると、また騙されていたことに気づくんだ。
オマケ要素だと思っていたものが、実はそうじゃないの。
最初からひとつ気になっていたことがあって、マニュアルと完全一致したときだけ怪異と認定するのはおかしいんじゃないか?と思っていた。
それも完全解決。
これはもう、ほんとにやられた!って感じ。
感服しました。


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