星のカービィ Wii

時間を空ける必要がある 2014_01_15

 

Wii用のゲームをWiiUのタブコンに出力できるようになった、という記事を読んだ。
これ、凄いことじゃん!
だって、Wii用のゲームを携帯ゲーム機で遊べるって事でしょ?
手が大きいせいかもしれないが、Wiiリモコンの横持ちがやりにくくてスルーしていたゲームが遊べるじゃないか。
これはすぐにやらなきゃ、と思って、『星のカービィ Wii』を手配した。
しかし、これは全くの誤解だった。
タブコンに出力は出来るが、操作はできないのだ。
タブコンを見ながらWiiリモコンで遊ぶしかないという・・・。
なんというシュールさ。
まあ、普通に考えたら、エミュレーター上でタブコンが動くはずはないのだが。
とはいうものの、誤解してガッカリしたという話と、『星のカービィ Wii』が面白いかどうかは、また別の話である。


『星のカービィ Wii』には驚いた。
めちゃめちゃオモロかったわ。
よく考えたら、カービィやるの初めてだった。
『毛糸のカービィ』、あれバッタもんだな、これに比べると。

このゲームは比較的見た目が大事だった。
球体の体に直に手足がついているデザインが酷くユーモラスだし、画面効果が任天堂にしては派手だ。
何となくやってて楽しい。
マリオなんかとは全然違う。
ステージデザインや敵の攻撃は割と大雑把。
ゲームの中心は状態の把握にあるように思われた。
普通の状態、吸い込み状態、アイテムを持った状態、能力をコピーした状態など、状態によってアクションが変わるところがゲームになっている。
ボタンが二つしかないところを状態の変化で補っているんだな。
場合分けをゲームにしている、という言い方をしてもいいかもしれない。
場合分けとアクションの合わせ技で難易度を出しているので、難しさのピークが低いのにやり甲斐を覚える。
昔からあるゲームなのに恐縮だけど、斬新な感触だった。

ただし、いつやっても面白いかというと、それは違うかもしれない。
マリオ系のように緻密なゲームではないからな。
エンドロールを見るだけなら『スーパーマリオ3Dランド』や『〜ワールド』の方が簡単なぐらいだった。
ということは、カービィ系は簡単にエンディングを見せてはいけないんじゃないか。
あっちはゲームの喜びを伝えるために、とりあえずクリアさせなきゃいけない、クリアしてからが本番って感じだけど、『星のカービィ Wii』は一通り見たら、そっから先に何かがあるって感じはしなかったな。

たまたま3DSで『星のカービィ トリプルデラックス』が発売されたところだけど、今プレイして面白いと感じるか、私には自信がない。
ちょっと時間を空ける必要があるんじゃないか。
同じモノを連続して体験すると、やっぱり感動は薄れるからね。


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