いつの間にかルイージに臆病で卑屈なキャラのイメージがついちゃったけど、あれってたぶん「マリオRPG」シリーズのせいなんだろうな。 ストーリーを創る上で、そういう必要があったのではないか。 まあ、それも悪いことじゃない。 おかげで「ルイージマンション」なんかが創られたわけだから。 「マリオRPG」シリーズには、マリオの世界を拡げる役割もあるというべきだろう。 今回の『マリオ&ルイージRPG ペーパーマリオMIX』だったら、一番目立ってたのはキノピコかな。 キノピコ主役の予感がビンビンします。 今作では巨大クラフトによるバトルが一つの目玉になっているんだけど、それ自体は実は大したゲームではない。 巨大だろうが、クラフトだろうが、狭義の意味ではそんなもん関係ないからな。 こんなものは目先を変えるためのミニゲームに過ぎない。 ただ、巨大クラフトは誰かが創らなければならないわけで、それを創っているのがキノピコである。 本来キノピコはキノコ族の女性全般を指す呼び名らしいんだけど、今回はひとりしか出てこないから、キノピコというキャラクターのように思われた。 すごく元気で、創作を楽しむキャラとして光ってたな。 おそらく今回キャラとして伸びたのはキノピコだけだろ。 これは主役に抜擢されること間違いなし。 「マインクラフト」みたいな創作系の作品に使ったらいいんじゃないのかな。 最後発のWiiU版は影が薄いみたいだし、任天堂が自前で何か出してくると私は予想する。 名前がキノピコでは困るなら、キノピオ隊長に倣って「キノピコ先生の〜」とか「キノピコ女史の〜」とかで良かろう。 『マリオ&ルイージRPG ペーパーマリオMIX』の存在意義を考えていたんだが、従来からずっとやってる人にとっては、新規な部分にしか目が向かない。 つまり新規な部分を担当するキャラが伸びるわけだ。 今回だったらキノピコ。 結果的にはキノピコを伸ばすためにこのゲームが存在していた、という話になりそうな気がしている。 |