カズーイに会いたい 2000_02_29
カズーイに会いたい 2000_02_29
カズーイに会いたい。
「ドンキーコング64」にはまりつつある今も、まだそんなことを考えて
いる。
「ドンキーコング64」というゲームは、「バンジョーとカズーイの大冒
険」を作ったのと同じレア社が開発したゲームだ。
そしてテイストも似ているという話をプレイする以前から聞いていた。
私は「バンジョーとカズーイの大冒険」が大好きなので、当然のように期
待して望んだのだ。
はっきり言って面白い。
現在全体の2割ほど進んだところだが、このゲームの恐ろしいほどの完成
度を感じている。
そのアイディアといい、その構成といい、おそらくこのタイプでこのゲー
ムを越えるものは現れまい、という気がする。(唯一可能性があるとす
れば、やはりレア社だろう)
しかし、私がこのゲームに初めて触れたときの感覚は今も変わっていない。
もう十時間以上プレイしているのだが。
その感覚とは『遅い』ということである。
とにかく歩くのが遅いのである。
私はその時カズーイを思った。
カズーイを操って、フィールドを駆け回りたいと思った。
このゲームにはドンキーをはじめとして、5人(匹?)のキャラクターが
登場する。
最初にプレイ可能なドンキーの動きが遅くても、その後に出てくるキャラ
に当然カズーイの役割を担うモノがいるはずだと思っていた。
しかしそうではなかった。
誰一人として駆け回るキャラはいなかったのである。
この点には思い当たる節がある。
拡張メモリーである。
VRAMを増強したせいでテクスチャーが重くなり、処理速度が落ちてい
るのをカバーするために、全体的に遅めの調整をしているような気がする。
基本的にマシンパワーは変わっていないだけに致し方のない事なのかもし
れない。
そしてそれは正解だと思う。
ただ・・、ただ、このゲームにハマればハマるほど、私はカズーイのこと
を思い出すのだ。
確か「バンジョーとカズーイの大冒険」には続編が予定されていたはずだ
と記憶しているのだが、どうなったのだろう?
ああ、カズーイに会いたい。