DS時代になって小さなゲームがウケるようになったから、新規参入の弱小メーカーでも大儲け出来るようになった・・・かというと、必ずしもそうではない。 よく出来たゲームを作っても、弱小メーカーだとやっぱりなかなか売れないんだよね、といった文脈で紹介されていたゲームがあった。 その名も『風雲!大籠城』。 どこの記事だったか忘れてしまったが。 数多くの売れなかった弱小メーカー作の中から特に選んだからには、たぶん相当面白いとその筆者は思ったんだろう。 私はこのゲームを非常用としてストックしておくことにした。 時々ゲームスケジュールを組み損ねて、手持ちの新しいゲームがなくなることがあるから念のために。 しかし、やってみたらさすがに面白かったな。 控えのつもりが、最優先で終わらせてしまった。 これが売れないのであればなるほど、愚痴の一つも言いたくなるというものである。 この『風雲!大籠城』は、俗にタワーディフェンスと呼ばれるジャンルに属するらしい。 私はあんまりウェブゲームやらないから知らないが、割とよくあるタイプのゲームなんだそうだ。 ウェブゲームってことは、たぶんマシンパワーが必要ないジャンルなんだろう。 私にはこれ以上の説明をする能力も気力もないので、興味がある方は自分で調べて欲しい。 私が思うに、この『風雲!大籠城』のすごいところは、そのバランス調整だ。 特にレベル9、レベル10あたりのバランス取りは絶妙だな。 もっともそのバランスは状況を限定しているからなのだが。 兵を配置出来る位置が極めて限られており、DSで最大横に2画面分のフィールドは非常に狭く、敵は常に決まった位置から決まったパターンで攻撃してくる。 状況が決まってるから、カツカツのバランスに出来るんだよね、たぶん。 ステージの最後の方になると、軍資金が大量に入ってくるので、どんどんパワーアップしていかなきゃならないんだけど、パワーアップしてる間に敵が門に近寄ってきてしまう。 ああ、もうちょっと門まで到達してしまう、間に合うか!?っていうハラハラドキドキ感が良いな。 結構時間かかるんだけど、全然気にならなかった。 確かにゲームが小さいおかげで成功している例として挙げても良さそうである。 もちろん、状況が決まっているということは、何回やっても同じような展開になるわけなんだけど。 一回クリアすると、もうやっても意味はあんまりない。 奇抜なアイディアとか思いつきようがないもん。 プレイの伸びしろは小さいわな。 同じステージをやるより、もっと新しいステージをやりたいと思った。 なんでもDSi Wareには『辛口!大籠城』ってのがあるんだそうだ。 これはやりたいね。 でも、DSiはもってないし。 2月に3DSが発売されるのに、いまDSiを買うのはちょっとね・・・。 3DS買ったら、真っ先にダウンロードしたい。 3DSが待ち遠しいよ。 |