日本代表なんてどうでもいいじゃん! '99_12_26
日本代表なんてどうでもいいじゃん! '99_12_26
「Jリーグプロサッカークラブをつくろう!」をやり始めて、どれくらいが経った
のだろうか?(ゲーム名は、以下「さかつく」)
いつかも書いたが、ある時期までは寝る時間を削って取り組んでいた。
実をいえば、最近はそうではない。
境目は13年目のことだった。
順調にリーグ優勝を重ねてたどり着いた13年目、私はU22・23の監督の就任
依頼を受けた。
任期は2年。
そのときはとてもうれしく思ったものだ。
秘書も受けろと勧めてくれるし・・。
ゲームの中で確実にステップアップしている自分を感じた。
しかし、自分のクラブの面倒を2・7・11月と見れなくなることが、とてもイヤ
に感じた。
ひと月全日本の監督をやると、だいたい30分〜1時間ぐらいは削られてしまう。
自分の育てたクラブと関係のない集団に、何の関心も持てなかったし、勝っても負
けてもどうでもいいじゃん、って思った。
結局、自分のクラブの選手を優先的に代表に入れて試合成長を稼ごう、とか考える
日々が続く事となった。
睡眠時間を削ってまでプレイしなくなったのは、その辺からだろうか。
しかしまた、そのことは私がこのゲームの本当に目指しているものについて考える
きっかけにもなった。
つまり、「さかつく」というこのゲームは、いま目の前で行われているJリーグで
勝利することだけが目標ではないのだ。
最終的な目標は、地域が活性化すること、そして自分のクラブが、日本代表が世界
一になることに違いない。
地域が活性化するということについては、クラブハウス・スタジアムの大きさが街
の人口に制限されるということに表れている。
ゲームの中ではあまりに急激に人口増加するので不自然だが、ホームタウンに投資
して街を大きくしないと、チームを強くできないようになっているからだ。
クラブハウスが大きくならないと、練習設備を設置できないし、スタジアムを大き
くしないと収入が伸びない。
つまり、街を発展させることで、クラブは強くなっていくのだ。
そして、プレイヤーのクラブを中心にして、サッカー選手の層は、高く厚くなって
いく。
いずれは世界一の日本代表が作れる、という仕組みだ。(たぶん)
どうせ今優勝してみたところで、世界クラブ選手権に出ても勝てるはずはない。
目先の勝利を追わないで、長いスパンでゲームを見ていく必要があるのだ。
それはわかっている。
でも、そんなことより今Jリーグで勝ちたい、そんな欲求にばかり駆られてしまう
のはなぜだろう?
実際のJリーグにも、代表に選手をとられることに不満を述べるケースが多々ある。
日本代表が世界一になるよりも、目先のJリーグで優勝したい。
そんなクラブ経営者の気持ちがよくわかる。
余談
現在20年目。
18年目あたりから、全く勝てなくなった。
優勝できないというだけではなく、下位のチームにも頻繁に負けるようになった。
どうやら、ライバルクラブを中心にして、他のチームも確実に強くなっている様だ。
反面、日本代表は強くなった。
まだ、優勝したことはないが、時にはドイツのような強豪にも勝ってしまう。
それにも関わらず、やはり自分のクラブがJリーグで優勝できないと、全く面白く
ないのだ。