ドラゴンクエストソード_2

割り切るには時間が必要 2007_07_23-24

 

リモコンコントローラーのボタン配置は割り切りに満ちあふれている。
どう考えても、A・Bボタン以外の使用を想定していないのだ。
『ドラゴンクエストソード』をやっていて確信した。


『ドラゴンクエストソード』ではヌンチャクを使わない。
これはなかなかイイ判断だと私は思った。
ヌンチャクを使わないで済むなら、それに越したことはない。
片手でプレイできるってのは素晴らしいことだからね。

しかし、である。
リモコンのみ、と決めたのに、十字ボタンや1・2ボタンを使わせるのは一体どういうわけなのか?
あれはいけない。
リモコンを縦持ちするとき、使って良いのはA・Bボタンのみなのだ。
移動していて確信した。
人差し指をB、親指をAに置いたときのみにしっくりくる。
十字キーの親指を載せると、人差し指がBボタン触れる角度が少しずれて押しにくいのである。
Bボタンの曲面は絶対に十字キーを押すことを想定していない!
親指が十字キーに置かれていたら、押せるのはBボタンだけなのにね。
仮に十字キーを押させるつもりなら、Bボタンの曲率はもっと小さくなり、押し込みの深さも変わってくるんじゃないか。
十字キーを使って移動させたのは惜しいな。

おそらくリモコンコントローラーを設計した人は、アイコンで移動することを想定していたんじゃないか。
傾きセンサーで移動しろ、って言うと移動自体がゲームになっちゃうからね。
あるいは、A・Bボタン以外に使わなけりゃならんような複雑なゲームは創るな!というつもりだったかもしれない。
十字キーや1・2ボタンは横持ちの時にのみ使うつもりだったんだと私は想像している。

ところが、ボタンがあると、使える!と思ってしまう。
今までボタンたくさん使ってきたら、使えないとは思えないんだろうな。
今たまたま『ゼルダの伝説 夢幻の砂時計』やってるけど、DSだってここまで割り切るのに2年半掛かってる。
コントローラーの割り切りに見合う割り切りをもったゲームが登場するには、いま少し時間が必要なのかもしれない。


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