超破壊計画からの脱出_2

知能問題と同じ 2015_010_01

 

結局、最後まで一度もクリア出来なかった、『超破壊計画からの脱出』。
恥ずかしいったらありゃしないよ。
なにより恥ずかしかったのは第4回。
驚くべき事に脱出率は80%を超えていて、脱出できなかった数少ない参加者になってしまった。
何が恥ずかしいって、第5回をやるときに、過去の参加履歴が他のチームメイトに見えてしまうのが恥ずかしかったな。
第4回すらクリア出来なかったの?、使えねえヤツと組まされた、と思っただろうな、他の人は。

それはともかく、脱出率が80%を超えるってのは、問題がいくら簡単であってもちょっとおかしい。
おそらくクリア出来なかった人たちがどんどん脱落していって、得意な人たちばっかりが残ったんだろう。
金を払って劣等感を味わわされたくない、と思う気持ちも分かるよ。
脱出ゲームと言いながら、やってることは受験勉強と同じだからな。

私は昔受験した公務員試験を思い出すんだ。
いまはどうか知らないが、その当時、出題は知識問題と知能問題に大別されていた。
知識問題は字のごとく知識を問われるだけだから覚えればいい。
やってみないと分からないのが知能問題で、空間把握能力を問われたり、パズルみたいな問題を解かされたりする。
しかし、知能問題と言いつつ、実際はパターンがあって、それを覚えれば割と誰でも出来ちゃうんだ。
それを教える参考書や通信教育なんかが当時から存在していて、私もやってた。
公務員試験は得意だったよ。
通信模試でかなり良い点とって、ちょっと自慢に思っていた。
大学生って就職が大変とか言う割に勉強しないから、ちょっと勉強すると上位に入っちゃうだけなんだが。

脱出ゲームも知能問題と大差ない。
本質的にはそもそも同じゲームなんだけど、攻略方法もおんなじ。
出題にはパターンがあるんだから、それを覚えてしまえばクリア出来るんだろう。
おそらく脱出できた人たちの中にも、同じ出題者の過去問をあたってる連中がたくさんいるんじゃないかな。
負け惜しみだけどね。

就職のためにすら、ほとんど勉強はしない。
それが普通の人間だよ。
そんな連中に脱出ゲームの勉強をしろって言うのも酷な話かとは思うね。
ましてや金を出してまで。
出来ない人が抜けていくのもやむを得まい。

なんか救済措置がいりそうな気はしているんだ。
このイベントのコンセプト自体が壊れてしまうが、時間切れの人はオフラインに切り替えて、納得いくまで自分で出来るようにするとかね。
第5回に関しては、私はエピローグに参加しないで、オフラインでもう一回やったよ。


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