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最近は攻略ページを書いてくれる人が減った。 マイナーなゲームの場合、検索してもほぼプレイ動画しか出てこないよね。 でも動画でもろに答えを見ちゃうのは困るんだよ。 クリアした満足が得られないから。 しかし、今回は攻略ページに救われた。 インディーズの作品なのに、ネタバレを避けられるように書いてくれて、ホントに感謝。 これから書くのは『Inverted Angel』という作品の話である。 このゲームは設定が斬新。 部屋に押し掛けてきた女性が自分は彼女だと主張するのだが、自分には見覚えがまったくない。 怖いので部屋に入れないで、インターフォン越しに彼女が何者なのかを解き明かす、という内容。 追い返さずに彼氏のふりをして会話する主人公もどうかとは思うが、非常に興味を惹かれるお話ではあった。 システムも珍しい。 選択肢ではなく、普通に文章で答えを入力する。 いまどきだからAIで認識するのかと思いきや、創り手が想定している答えとの類似を判定しているんだそうだ。 プレイヤーの回答によって、彼女が何者なのかだけでなく、自分が誰なのか、全体のストーリーも変わってしまう。 実際にやってみると、判定自体はそれほど良く出来ているとも思えなかったが、一見の価値はあったよ。 謎解きの部分に関しても、これはよく考えらえたゲームだった。 可愛い女の子にしてはやけに難しい話というか、哲学的な話をするのだが、それがヒントになっているんだな。 あとから考えれば、なるほどそうか、と思った。 しかし、実は一つも自力でグッドエンドに到達できなかった。 ここでいうグッドとは良いという意味ではなく、そのストーリーラインの終点に到達したという意味。 見つけられたストーリーラインも一部だけだったし、終点に至るまでの回答にも窮した。 長い長い彼女との会話の中から正解を見つけるのは極めて難しかったな。 正解を見つけるより、自分ならどういうストーリーを創るかと考えて、それを無理やり当てはめた方がまだ答えに近づけたかもしれない。 幸いにしてこのゲームには攻略ページがあった。 それもネタバレにならないように、段階を踏んでちょっとずつヒントを出すように工夫されている。 この攻略ページのおかげで、ある程度自分の力でクリアしたような気持ちになれた。 ホントに有り難かった。 しかし、これがなかったら楽しめたのかな?という疑問もある。 もうちょっと誘導しなきゃダメでしょ、と普通なら書くところだけど、インディーズだからね。 有志の方の助けを借りるぐらいでちょうどいいのかもしれないな。 |