『みんなのゴルフ5』は面白かった。 とりあえず全キャラゲットするところまでやったけど、これは大満足なゲームだったな。 これだけひたすら面白かったという経験はなかなか珍しい。 さすがはPS系列の看板ソフトである。 ひとことで言うと、かゆいところに手が届く、ということだろう。 きっちり目的意識を持たせているし、プレイヤーの上達をキャラクタやアイテムの能力でタイミングよく嵩上げしていくあたりは、非常にこなれている感じがする。 シミュレーターである部分と喜びを増幅する演出のバランスも良い感じだ。 褒めるところは正直いくらでもあるな 難易度でいうと、私がいままでやってきたゴルフゲームよりは少し難しいかもしれない。 難しいというのはスコアメイキングに苦しむ、という意味でである。 最難のコースだと、どう足掻いてもゴルフゲームの一般的目標値である-22は出そうにない。 パッティングが難しい割にセカンドが寄りにくいのだ。 これはライによって、ショットの強さにランダムで係数がかかるためである。(ライってのはゴルフ用語でボールの置かれている地面の状態のこと) しかし、これはこれで全然構わない。 入力に対して一定の幅を持った出力可能性を把握させ、ぶれることを想定しながらプレイさせるのも当然に許される設計思想であり、自分が上手くいかないからと言ってケチをつける気にはならないのである。 これぐらい手応えがあった方が私は逆に楽しい。 もっとも、私がいくら褒めたところで、もはやそう意味はないだろう。 『5』より前の作品の名場面集みたいなのを攻略ページで見させてもらったけど、やはり絵がリアルになったという以外はほとんど同じ様子である。 今までプレイしてきた人はあまり驚かないかもしれない。 そこいら辺、初めてプレイした私とは温度差があるだろうとは思う。 まあ、考えようによっては今までプレイヤーは私のためにテストプレイをしてきてくれたようなモノである。 本当に良く調整してくれた。 穴もずいぶんと潰してくれたに違いない。 おそらく何百万人もいたであろう、多くのテスターの皆さんに私は感謝しなければならないだろう。 本当にご苦労様、と言いたい。 ゴルフゲームのような変化の小さいシリーズモノは、最後だけやると酷くおいしいワケである。 これが最後になるワケじゃないだろうけど。 <余談> 実はパッティングにちょっと違和感がある。 打ち始めに曲がりすぎるような気がするのだ。 果たしてちゃんと物理計算しているのだろうか? 普通転がり始めは芝目に負けないので、あんなに曲がらないような気がするのだが。 これはあくまで私の感覚に過ぎないけど。 |