アナザーコード 2つの記憶_2

一期一会 2005_02_28

 

「一期一会」という言葉がある。
まあ、知らない人はいないというか、恥ずかしくて知らないとは言えない言葉である。
少なくとも、この言葉が当然、人と人との出会いを想定したものであることは容易に想像がつくところだろう。
しかし、ゲームにもあるな、一期一会は。
この出会いは大切にしたい。
ホントにたった一度だけのはずなのである、この喜びは。

『アナザーコード 2つの記憶』の中に一つすんごいトリックがあるのだ、NDSが2画面であることを生かした。
うわぁ!スゲー!と思った。
あれは感動ものだったな。
一瞬、NDSには驚くほどの可能性があるぜ!、と感嘆したのだが、すぐに思い直した。
あれは2度と使えない。
いや、2度は感動できない、というべきか。

例えば、よく色盲のトリックなんかがゲームでは登場する。(もちろんゲームだけじゃないけど)
またかよ!って私なんかは良く思うのである。
シナリオを書いている人からすれば、「俺は一回しか使ってない!」と主張するだろうが、私は何回も経験してきたわけだ。
山ほどゲームしてきたんだから。
やっぱり、なるほど、と素直に感心できるのは一回きりなのである。

翻って『アナザーコード 2つの記憶』の、このトリックを考えてみると、2回目は絶対にすぐに気がつく。
NDSならではであればこそ、絶対に気がつく。
となれば、ああ、またあれね、と思っちゃうだろう。
この感動はやっぱり一回きりなのである。
この出会いは本当に大切にしてもらいたいものだなあ。

ちなみに私が何のトリックについて書いているのかということを書きたいところなんだけど、当然書くことは出来ない。
だって、皆さんの一期一会を奪うことはできないからね。



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