インターネットの世界には、行き倒れた者達が渡らねばならない三途の川があるという。 今この瞬間も川岸には行き倒れ達がやってきているはずである。 しかし、川岸には飢えたハイエナたちが待ちかまえており、絶対に川を渡らせることはない。 大変ありがたいことである。 もちろんこれは『不思議のダンジョン 風来のシレン外伝 女剣士アスカ見参!』の話。 私は先日ファミ通.comで救助して頂いたのだが、そんなことをしなくてもネットワークで救助を依頼すれば、速攻で救助してくれるのだ。(要プレイヤー登録) 世の中には救助したい人間がものすごく沢山いるらしく、簡単な救助依頼だと一件につき20人もの登録があったりする。(重複しても構わない) 私はそれを見て、まるでハイエナみたいだ、と思った。 行き倒れに群がるハイエナ以外の何ものにも見えなかったのである。 助けて頂いたのにこんな言い方もなんだし、私自身ハイエナの一人なのだが。 もちろん救助したいのにはワケがある。 救助するとその難易度に合わせて、救助ポイントとネットギタン(ネットワーク中のみの通貨)がもらえるのだ。 救助ポイントの上位100名は表彰されるし、ネットギタンでゲーム中のアイテムを購入することが出来る。 私はとてもとても100位以内には入れないのだが、それでもアイテム狙いで人助けに励んだりしてみた。 ところが、そうこうしているうちに自分の方が行き倒れてしまい、助けてもらうことになった。 「リーバの試練」という難易度の高いダンジョンだったのだが、これが気楽に頼むことが出来たのである。 だって、みんな救助したくて仕方ないのを知っているから。 その時私は、やっぱりこういうシステムって必要だよな、と思った。 「こういうシステム」というのは、助けることが助ける側のメリットになる仕組みのことである。 本来、人助けなどというものは、何のメリットもない方が美しい。 しかし、それじゃあ頼みにくいのだ。 救助するのにだってネットワーク環境によっては電話代もかかるし。 助ける人にもメリットがある方が、救助してもらう方も助かる。 助けられる人も嬉しく、助ける人も嬉しい。 まさに人助け万歳! 今日いまこの瞬間も三途の川岸にはハイエナたちが屯しているはずである。 残念なことに、日に日に簡単な救助依頼が減少しているのだ。 是非簡単な救助依頼をバンバン出して頂きたい。 来たれ、行き倒れ! 集え、ハイエナたちの下に! <余談ですが・・・> ものすごく難易度が高い救助依頼にチャレンジする方はハイエナには見えません。 孤高のオオカミです、あれは。 とても美しい。 <更に余談 2002_03_26> 新しい装備を育てている途中に、30分で2回もレスキューしてもらっちゃいました。 てへっ。 |