AppleArcadeをもっと使わないと勿体ないだろう、とは思っていた、前から。 折角の遊びたい放題なんだから。 実は4月から遊び始めていったん止めていたゲームがある。 『百鬼魔道』がそれだ。 重大な問題を感じて第1章をクリアしたところで止めたんだけど、第2章から再開してみてもやはり変わらないな。 ちょっと進めただけで、もう私は止めたくなっている。 この『百鬼魔道』はいかにもカプコン出身者が創ったって感じのゲームではある。 『犬神』をステージ制にしたようなゲーム。 主人公は人間だし、登場する妖怪は劇画調で全然可愛くないけどね。 基本的に攻撃ボタンと回避ボタンの2つをメインで使うように創られており、初心者でも遊べるように工夫はされていた。 しかし、メチャメチャ単調。 戦闘が単調な割に回数が多いし、ずっと同じ展開が続いてしまう。 主人公は育ての親である凶悪な鬼を追っているのだが、手がかりを求めて戦っては、また別の手がかりを追うだけ。 その度に妖怪をゲットできるんだけど、可愛くないから全然嬉しくない。 これは第2章に入っても同じだった。 操作できるキャラが増えるだけ。 サブスクだからといって、CSと同じような設計のゲームをダラダラ長くやられても得だとは感じないよ。 ゲームはサブスクだけじゃないんだから。 もうホントに止めたい。 やはりサブスク向けのゲームって重大な問題を抱えているらしい。 というのも契約上、プレイタイムを伸ばした方が収入は増えるんだけど、プレイヤーから直接お金を取るわけじゃないという難しさがある。 ガチャを入れても開発側はもうからない。 プラットフォーマーが得る定額から配分を受けるだけだからね。 プラットフォーマーはできるだけお金をかけずに運営したい。 開発側は収入を増やすためにゲームを終わらせたくない。 一方でプレイヤーはとっととクリアして次のゲームをやりたい。 プラットフォーマーと開発会社とプレイヤーという三者の思いが見事にずれている感じ。 おそらく、薄利のビジネスには薄利のビジネスモデルが必要なのに、それがまだ見つかっていないのだろう。 解決する方法は当面、アップルなどのプラットフォーマーがお金をたくさん出してくれる事に期待する以外に見当たらない。 プレイタイムが短くても、評判次第で分け前が増えるような仕組みであれば、無理に引き延ばすようなゲームは生まれないだろう。 それでサブスクが永続できるのかといえば、それは分からないが。 |