ウイニングイレブン プレーメーカー 2008_3

人間臭さ 2008_03_18

 

ネットワーク対戦という奴は何が面白いのか?
私はどうもよく分からないのである。
そもそも人間と遊ぶのがイヤだからゲームしてんのに、なぜお金を払ってまでネットワークで対戦しなければならないのかという話である。
現実の世界では人を避けているのに、ネットの中だけ必死に人を求めるってのは私はイヤだな。
なんか卑怯な気がする。
現実同様にネット上でも私は人間を避けていきたいのである。

しかし、任天堂のやっているWi-Fiコネクションは無料だ。
まあ、無料ならやっても良いかな、と思わないでもないが、やはりそう上手くはいかない。
任天堂は安心・安全のために見知らぬプレイヤー同士にコンタクトを取らせないようにしている。
誰と戦っているのか分からないんじゃ、良くできたAIが人間のふりして戦っていても分からないんじゃないか。
もちろん、あくまで「良くできたAI」の話だけど。
おそらく人間くさいアルゴリズムを組むことだって可能だろう。
実際、「バーチャファイター」とかではプレイヤーの癖を記憶するってのはあった気がする。

このところ、ちょろっと『ウイニングイレブン プレーメーカー 2008』でフリー対戦をやっていた。
少しだけど。
そうすると、人間ってプレイに特色があるのが分かる。
サイドチェンジを多用したり、ロングフィードを多用したり、積極的にパスカットを狙いに行ったり。
しかし、それってやっぱりAIでも出来るよね。
難易度上げると、コンピューターの方が流れるように展開してくる。
ちょっとズルイぐらい。
あんなに流れるようにはどうやってもできんけどな、私には。

私が思うに、上手にプレイすることはあんまり人間くささを感じさせない。
ヘマやらかすときに人間らしさって感じるよな。
この『プレーメーカー 2008』は選手をポインティングして引っ張ったりするんだけど、なんせ手って震えるから密集すると違う選手引っ張っちゃうこともある。
ルーズボール拾いに行けよ、って指示出しているつもりなのに、近くにいる選手が微動だにしない事もある。
私だけが下手なワケじゃない。
やはり他の人もヘマをやらかすのである。
そういうときに、ああ、人間とやってるな、って感じるね。
突然変な方向に敵ディフェンダーが動いていったりすると、やってるやってる、とか思って笑ってしまうな。

もっとも、その気になればヘマするアルゴリズムだって出来るかもしれないけど。
おそらくそんなことをしようとは思わないだろうな。
そんなところまで再現されたら、それこそ人間は要らなくなってしまう。
ゲーム創ってる人達もあんまり頑張りすぎない方がいいのかもしれない。


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