ミステリーの歩き方

最後の引きだけ強くてもねえ 2025_01_13



ゲームの最後は重要といえば重要だよ。
特に続編が予定されていてれば、なおさら重要ではあるだろう。
でも、最後の引きだけ強くても、ゲームに対する印象はあんまり変わらないかな。
これから『ミステリーの歩き方』というゲームについて、そういう話を書きます。
具体的な内容は書きませんが、プレイするつもりのある方は読み進めないでください。


『ミステリーの歩き方』というタイトルをアマゾンで見つけた時、どこかで見たな、と思ったんだ。
そこで思い出した。
社内で企画コンペをやったら、社長の書いた企画が通ってしまった、と記事になっていた奴だ。
絶対面白くなさそうじゃん。
まあでも、話のタネにはなるか、と思いプレイしてみた。

やってみたら、そこまで悪くもない印象。
ただ、タイトルから連想していた内容とはだいぶ違った。
主人公が過去視の能力を持っていて、本来なら分からないはずのことがわかってしまうのである。
でも、その能力を隠していてるので、バレないように議論を正しい方向にリードすることがゲームになっていた。
それはミステリーの歩き方なのかい?って気はしたな。
だって狡いじゃん、そんなの。
私は好きじゃないね。
あんまり面白くはないけど、音声をスキップすればそこそこ早く終わるので、そこまで悪くないという結論に私は至ったのであった。

エンドロール後、最終話が追加される。
そこで衝撃の事実が明らかになるのだ。
確かに続編への引きにはなっていた。
いまにして思えば、やけに寒い会話がずっと続くのも、伏線を必死に隠してたんだろうね。
音声をスキップすることに必死で、大事なことに気づいてなかったよ。
続編に対して、いくらか興味は沸いた。

でも、だからと言ってこのゲームへの印象が変わるかと言ったら、そんなこともないな。
そこまで悪くないゲーム。
次回作があればやるかもね、といったところ。


戻る