HOKKAIDO GAME、STEAM版

二番煎じも面白い 2023_12_28

 

私だってもちろん知っている、「スイカゲーム」が流行っていたことは。
でも出遅れた。
気付いた時には、もう今更って感じだったな。
大体想像はつくんだ、どんなゲームなのか。
プレイしないどころか、動画を見るまでもなく、小さなフルーツがくっついて大きくなっていく様子が、ね。
もうプレイしなくていいや、と思っているときに見つけたのが『HOKKAIDO GAME』。
都道府県がくっついて、最終的に北海道になるというゲーム。
もう見るからに「スイカゲーム」のフォロワーなの。
どうせやるならこっちをやった方がまだ話のタネになるか、という程度の理由で私はプレイし始めた。

おそらく、プレイ感は「スイカゲーム」と同じなのだろう。
上まで追い詰められたところから、上下がくっついて大逆転したかのように感じられるので、時々大きな快感が得られるゲームであった。
しかしながら、2回目で北海道が出来てしまったこともあって、その時点では平凡な印象だったな。
特に書くこともない、という感じ。

暇つぶしにもう一回やってみたら全然うまくいかなくて、かえって理解が深まった。
形がいびつな上に、物理計算を入れてるので、ゲームとしての体裁はより整っていたのである。
跳ねたり、引っかかったり、滑ったり。
狙い通り上手くいくことに喜びを感じることもあれば、予想外の連鎖が喜びを感じさせることもある。
もちろん上手くいかないこともあるわけだが、それこそがゲームだからね。
おそらく本家よりもよく出来ているのではないか。
北海道が出来るまで30回ぐらい連続でプレイしてしまった。
感覚としては、寝る前にソリティアを一回クリアしようと思ったのに、全然クリアできなくて寝られないときと同じだった。
それぐらい普遍性のある面白さのような気がする。

考えようによっては、面白いゲームを更にブラッシュアップしたわけだから、より面白いのも当たり前なのかもしれない。
二番煎じなら尚更面白いこともあり得るわけである。
本家をプレイしていなければ、の話だけれど。
新鮮さも重要だからね。


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