ハーベスト 2001_10_16

ハーベスト 2001_10_16

 

キリの良いところでセーブしよう、今月が終わったらセーブしよう、と思いながらも、なかなか終わることが出来ない。
『プロ野球チームをつくろう!』というゲームは、本当に難儀なゲームだ。
『サカつく』の時もそうだったのだが、つくろうシリーズはセーブし時が難しい。
私はいつも起きる時間から逆算して6時間ギリギリ前までゲームをすることにしているのだが、セーブし損なって毎日睡眠不足である。(睡眠不足なのは別の理由もあるのだが)

だが、『やきゅつく』というゲームがそんなに面白いか、というと、そうでもないような気がする。
割と大雑把なゲームなのだ。
『サカつく』なんかと違って、経営さえ上手くやっていれば、毎年優勝するチームを作ることは難しくない。
FAや外国人選手で補強することが容易だからだ。
はじめは確かに資金面で苦しいが、最初の5年ぐらい勝負を捨てて利益の出る体質づくりに励めば、その後はずっと楽な展開が続く。
ちゃんとゲームになっているのは、せいぜい10年ぐらいまでだろう。
ただ画面を眺めながらボタンを押して時間を進めるだけのゲームを、何でやめられないないんだろう?って思いながらプレイし続けた。

なぜ時間を進めているのか?といえば、結果が見たいから、ということになるだろう。
では結果とは何かというと、勝ち負け以上に、自分が取ってきた選手がどれだけ成長するか、どんな成績を残すか、という部分が大きいように感じている。
「ひでぶ」(私のセカンドゲームネーム)が三冠王を取ったときは感無量だったし、Cランク新人だったヘボピッチャーがエースにまで成長する姿は感動的ですらあった。

それは種を蒔き、収穫することに似ている。
私がやっていることは、種を選んでいるに過ぎないのだ。
あとは雲が雨を落とし、太陽が育む。
私は何もしていない。
だが、やはり収穫はとても嬉しいのである。
時にそれは、日本一、世界一、宇宙一という結果となって現れるだろう。

だからこのゲームはなかなか終われない。
シミュレーションゲームとしての出来以上に、このゲームには人を惹きつけるものがある。
対象が私達の愛する野球であれば、尚更。


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