キリの良いところでセーブしよう、今月が終わったらセーブしよう、と思いながらも、なかなか終わることが出来ない。 『プロ野球チームをつくろう!』というゲームは、本当に難儀なゲームだ。 『サカつく』の時もそうだったのだが、つくろうシリーズはセーブし時が難しい。 私はいつも起きる時間から逆算して6時間ギリギリ前までゲームをすることにしているのだが、セーブし損なって毎日睡眠不足である。(睡眠不足なのは別の理由もあるのだが) だが、『やきゅつく』というゲームがそんなに面白いか、というと、そうでもないような気がする。 割と大雑把なゲームなのだ。 『サカつく』なんかと違って、経営さえ上手くやっていれば、毎年優勝するチームを作ることは難しくない。 FAや外国人選手で補強することが容易だからだ。 はじめは確かに資金面で苦しいが、最初の5年ぐらい勝負を捨てて利益の出る体質づくりに励めば、その後はずっと楽な展開が続く。 ちゃんとゲームになっているのは、せいぜい10年ぐらいまでだろう。 ただ画面を眺めながらボタンを押して時間を進めるだけのゲームを、何でやめられないないんだろう?って思いながらプレイし続けた。 なぜ時間を進めているのか?といえば、結果が見たいから、ということになるだろう。 では結果とは何かというと、勝ち負け以上に、自分が取ってきた選手がどれだけ成長するか、どんな成績を残すか、という部分が大きいように感じている。 「ひでぶ」(私のセカンドゲームネーム)が三冠王を取ったときは感無量だったし、Cランク新人だったヘボピッチャーがエースにまで成長する姿は感動的ですらあった。 それは種を蒔き、収穫することに似ている。 私がやっていることは、種を選んでいるに過ぎないのだ。 あとは雲が雨を落とし、太陽が育む。 私は何もしていない。 だが、やはり収穫はとても嬉しいのである。 時にそれは、日本一、世界一、宇宙一という結果となって現れるだろう。 だからこのゲームはなかなか終われない。 シミュレーションゲームとしての出来以上に、このゲームには人を惹きつけるものがある。 対象が私達の愛する野球であれば、尚更。 |