涼宮ハルヒの戸惑

アニメを見るよりは面白くならない 2008_03_25

 

私は深夜にやっているアニメを見ない。
ギャルゲー属性のある私なら観ても良さそうなものだが、あれは無理だな。
あんなにたくさんあって、まずその情報を頭に入れることが無理。
どれが面白いのか、面白そうなのか分からない。
ついで放送時間が毎回変わるとか、放送のない週があるとか、変則的なのが無理。
そもそも次の放送まで一週間待つのが無理。
子供の頃みたいに楽しみに一週間待つとか無理なのである。
同様の理由で週刊の漫画雑誌も読めなくなった。

だから、格別話題になったヤツだけ後からまとめて観る。
ちょっとしたブームを巻き起こすぐらいのアニメは大抵面白いもんだ。
私はそっち方面の属性だって持ってるんだから尚更である。
もっとも私が観る頃にはブームは既に終わっているわけだが。
『涼宮ハルヒの憂鬱』も世間からかなり遅れて観た。
最近発売された『涼宮ハルヒの戸惑』は私にとっては、割とタイムリーに発売されたゲームである。

このゲーム、キャラゲーの割にはしっかりとした作りである。
ゲーム内でゲームを作るのだが、プレイヤーが望んでいるのは面白いゲームを創る事じゃない。
要するにおなじみのキャラが掛け合うイベントを見たいだけだ。
そこで、イベントを探すこととゲームの制作が進むことを同じベクトルに載せてみせたところが上手いな。
イベントに遭遇すればするほどゲームの制作が進んでいく仕組みなのである。

もっとも私は一周やっただけでもうちょっと遠慮したい気分だ。
プレイタイムに対して、新規な情報に接することの出来る時間があまりにも短いわな。
説明するのメンドいから詳細は省くけど、一日の流れの中で新しいイベントに遭遇している時間(=ゲームを具体的に制作している時間)は全体の10%以下なんじゃないか。
一周4週間過ごす中の2週目ぐらいで既に私は暇をもてあましてしまった。
もっと新しい情報がボンボン飛び込んでこないと私は満足できないな。

結局、アニメ見てるより面白くなるってことはないんだろうな、アニメ原作のキャラゲーの場合。
無駄に時間を使わされているだけのような気がする。
ゲームの場合、システマティックに同じ事を何回もやらされるからな。
それでもいいからやりたい!というぐらい好きじゃないと駄目だ、ということでもあるんだろうけど。
そういう意味では、これに耐えられるほど私は『涼宮ハルヒの憂鬱』が好きじゃなかったということである。


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