真・女神転生V

専用に開発したなら 2021_11_25



『真・女神転生V』をプレイし始めて2週間になる。
久々に発売日が楽しみなゲームだったのだ。
しかし、まだ全然終わっていない。
というか、おそらく折り返し地点をようやく越えたぐらいだろう。
少し言い訳を書きたい。

決して面白くないわけじゃないんだ。
悪魔合体はユーザーフレンドリーになったし、写せ身という新システムが加わって、ボス攻略もやりやすくなった。
写せ身というのは悪魔のスキルや属性をコピーする機能で、これがあると一回ボス戦で負けても、次は簡単に攻略できる。
主人公が死ぬと即ゲームオーバーで、かつセーブポイントが限られている反面、攻略自体は簡単にすることでバランスをとったと思われる。
それは悪くない。
ストーリーも今のところ、輪郭は悪くなさそう。
ムービーには文句をつけたいところもあるのだが。

問題はフィールドが見づらいこと。
崩壊した東京が舞台になっているのだが、ほぼ砂漠化していて砂埃が舞っている。
そこにフレームレートの低さが加わって非常に見づらい、というか見たくない気持ちになるんだ。
序盤なかなか進まなかったな。
おまけにマップが立体的で平面地図では把握が難しいし、加えてエリアボスを倒さないとマップにジャマーがかかった状態なるの。
それがストーリー進行の条件ではないエリアボスを倒す動機づけになっているといえばそうなのだが、とにかく見づらくて嫌だった。
どこから登るのかわからなくて、ぐるっと見渡している間にエンカウントした時はめっちゃ腹が立つ。
魔王城の中ではそれほど見づらさを感じなかったので、概ねこのゲームの問題はフィールドの表現にあると私は思っている。

想像するに、悪魔合体もマンネリ気味だし、何か新しいものが必要だったのだろう。
空間把握をゲームの中心に据えてきたような印象はあった。
それが悪いとは言えないけど、だったら見やすくしてほしい、というのはあるね。
コンシューマのいいところはハードが固定されているところなんだから。
NSの能力に合わせて見やすい画作りをしてほしかった。
まあ、いずれはPC向けに、と思って創ったのかもしれないけど。


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