スポーツの世界でも道具の進化は止められない。 やっぱり誰しも得したいからね。 新しい道具が開発されると、それ以前にトッププレイヤーだった連中はルール違反だって怒るけど、そのスポーツの本質的な部分に関わらなければ、大抵はいずれ認められるようになる。 例えば、ゴルフのパターなんかだと、体にパターを固定するのはダメだが、長尺のパター自体は禁止されない、といったジャッジになるらしいね。 広義においては同じゲームだから、テレビゲームのコントローラーだって使いやすくなってしまうことはあるだろう。 ところで全然関係ないのだが、WiiU版の『Devil's Third』をこのところやっていた。 なんでも海外のレビューサイトで発売前に超酷評されたそうで、そんな事言われたら逆にプレイせずにはいられないでしょ。 もっとも、意外によく出来たゲームだったけどね。 シューティングと近接格闘をミックスするという、それなりに意欲的な作品だった。 元々はPS3世代向けに開発されていたものらしいから、その水準で言えばかなり頑張ってる方じゃないかな。 問題があるとすれば、私は怖すぎる点を上げたい。 3人目のボスあたりから、攻撃が怖すぎるし、殺し方がマジすぎる。 トップシェアのハードにはこういうゲームも必要だけど、WiiUのユーザーにこんなのが必要なのかしら、とは思ったな。 こんなゲームによく金を出したもんだよ、任天堂も。 それはまあどうでもいい。 『Devil's Third』やってたら、自分がまともにエイム出来なくなっていることに気付いた。 『スプラトゥーン』の右アナログスティック+ジャイロに慣れすぎてしまって。 だって、発売されてから毎日3時間ぐらいやってるもんな。 最初は自分がジャイロを使おうとしていることに気付かなくて、なぜ照準が合わないのか分からなかった。 それにいざやろうとしても、照準が合わせられない。 アナログスティックをちょっとだけ動かすって難しいんだよな。 プレイしていて、アナログスティックで大雑把に合わせてジャイロで微調する操作方法が、これから標準になりそうな気がしてきた。 ジャイロの方が断然簡単。 簡単になってしまうって事は、必ずしもいいことではないんだ、本当は。 出来ないようにすることが狭義のゲームだからね。 でも、たぶん楽な方をプレイヤーは選択するんじゃないかな。 そうなると、ゲームの方が変わってしまう可能性もある。 難しいからこそ、ヘッドショットに価値があるような設計にしてあったわけだから、いままでは。 従来のシューターは変えたらきっと怒るだろうと思う。 それでもたぶん人間は楽な方を選択するし、それが標準になるんじゃないかな、きっと。 |