GTA5

魅力を感じなくて当たり前 2014_01_28

 

それにしても、「グランド・セフト・オート」シリーズは何が面白いのかさっぱり分からんな。
最新作の『GTA5』も全然わからん。
金がかかっていることはわかる。
どこへ行ってもちゃんと街が作り込まれていることもわかる。
しかし、だからなんやちゅうねん。
街の中をぶらぶらしてても、私は全然嬉しくないね。
シリーズも回を重ねるごとに日本での売り上げを伸ばしていて、日本でも洋ゲーが受け入れられつつある、という論調が目立ってきたけど、ホントかな?
どうせ買うなら金がかかってるヤツを買った方がイイ、という程度の理由で、数少ない需要が集中しているだけじゃないのか?
このゲームが面白い事を説明するロジックを私は思いつかない。
一方で、私がこのゲームを面白く感じない理由を説明するのは、割と簡単だ。


今どきの水準を知るために『GTA5』を買った。
買ったからには一応やるかと思って、ストーリーモードから始めるじゃない。
ストーリーモードは銀行強盗するところから始まる。
その後、追跡してくる警察を撃ち殺しながら逃走したかと思えば、主人公が切り替わって、今度は自動車泥棒。
車の運転に慣れていないから、通行人とかバンバンひき殺しちゃう。
反社会的行為の連続だった。
どうも選ぶ自由はないみたいだな。
ゲームってのは行為を置き換えることによって得をするわけだから、このゲームをやって喜んでる連中は反社会的行為に何らかの価値を感じていることは間違いなさそうだ。
やっちゃいけないことだから、やってみたくなるのかな。

しかし、だよ。
私ぐらいの年齢になると、もうそんなことに価値は感じないな。
だって、社会は安定している方が自分にとって得だから。
「北斗の拳」とか映画「マッドマックス」みたいな世界に今なったら困るわけよ、こっちとしては。
若いときなら、まだイイよ。
覇権を目指してみるも良し、ハーレムをつくるも良し、夢も見れるわさ。
でも、年寄りになってからそんな世界になったら、どうしようもないじゃん。
殺されるのがオチだよ。
もう今から力の世界になって欲しくないの。
私が反社会的行為に魅力を感じないのは当たり前だ。

私はこんなゲーム、やりたくないよ。
同じシステムを使ってても、自分がスパイダーマンだったら、やってみたいかもしれんけどなあ。
いや、でも、『バットマン:アーカム・シティ アーマード・エディション』もあんまり面白いと思わなかったし、やっぱダメかな。


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