バリアント ハート ザ グレイト ウォー、PS4版

まだ血を流し足りないのかも 2015_05_28

 

ギリシャがやらかしそうな気がする。
今まで蚊帳の外だった私の保有株もようやく上がってきたというのに、ギリシャ国債がデフォルトでもしたら大変なこったよ。
織り込み済みだって主張する人も多いけど、そろそろなんか起こりそうな気がするんだよなあ。
リーマンショックからもう7年経ってる。
10年に1回ぐらいは何らかのクライシスが起きるもんなんだ、経験的には。
向こう一ヶ月ぐらいのスパンで何かあるとすればギリシャだろう。
ギリシャの連中は全然反省してないからな。
第二次大戦中の賠償を今頃持ち出すあたり、そもそもEUに加盟させるべきじゃなかったんだよ、きっと。

なんだか一見ゲームと関係なさそうな話だが、実は全く関係がないわけでもない。
PS+を使わないのも勿体ないから、『バリアント ハート ザ グレイト ウォー』をプレイしてみた。
第一次世界大戦を舞台にした、ジャンルでいうとアクションアドベンチャーゲームなのかな。
アクションは弱めで、どちらかというと謎解き中心。
それぞれ国籍の違う4人と一匹が、残酷な戦いの中でも人間らしく生きようとするお話である。

とにかくえらい教育的なゲームだったな。
これもどっかから補助金でも貰ってんのかと思ったぐらい。
第一次世界大戦における戦地の事情がよく分かる作品だった。
日露戦争の終わりぐらいから大量殺戮兵器が実用段階に入り始めて、第一次世界大戦あたりになると、猛烈に人が死ぬようになった。
それまでも欧州ではスポーツのように戦争してきたけど、この段階では騎士道精神みたいなものはなくなってしまう。
この後更に第二次世界大戦があるんだけど、まあ、こんだけ酷い目に遭わせたり遭わされたからこそ、EUなんていう不思議なものが成立したんだ、と納得させられる。
フランスやドイツはとことん懲りたから、国や民族を越えた集団を作る気になったんだよ。

そこへいくと、ギリシャなんかは欧州の中心から離れているから、そういう思いをあんまり共有できていないんだろう。
とりあえずEUに加入した方が得そうだから入れて貰う。
でも、厳しい事言ってくるなら抜けちゃうぞ!って脅してくるという有様。
まだ全然懲りてないんだ。
あいつら信用できないから、ポジションは軽くしておいた方がいいのかな。

そういえば、どっかの総理大臣がアジア共同体を提唱して笑われてたし、先日もシンガポールの元首相が似たような事言ってたけど、たぶんアジアはまだ全然血を流し足りてないんじゃないか。
一方的にやられただけの国が多いからな。
やったりやられたり、もう懲り懲りだと思い知るまで戦わないと、損して得取れという気持ちにはなれないんだろうね。
そんなことを考えたりする機会を与えてくれるゲームではあった、『バリアント ハート ザ グレイト ウォー』は。


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