妖怪ウォッチ2

マネージメントが凄い 2014_08_02

 

『妖怪ウォッチ2』のゲームについてはあんまり書きたいことがない。
久しぶりに買いたいと思って買ったゲームなのに。
だって目新しさがないんだもん。
でもゲームじゃないことに関して書きたいことはある。
よくよく考えてみると、このマネージメントは凄いよ。

このゲームが発売されてから、TVアニメは今日までに4話分進んでいる。
私は一週間遅れでスタートしたせいでちょうどピッタリだったのだが、ゲームとアニメがシンクロしてんだよね。
ゲーム側でイベントが設定されている妖怪がアニメに登場するようになっているのである。
間違いなくスケジュールを合わせたんだ。
私は新規な情報が減ってあんまり嬉しくないんだけど、たぶん『2』をやり始めた子供達は大喜びしてることだろう。

更に調べてみると、『2』のストーリーは映画版準拠っぽい。
この映画の前売り券の発売もゲームの発売に合わせてある。
ニュースで見たよ。
オマケをエサに50万枚速攻で売り切ったそうじゃないか。
タイミングばっちり。
というか、映画にゲームを合わせたのか?

これは凄いスケジュール感だと思うんだ。
ゲームの開発が遅れたら全部狂っちゃう。
私がブームになっていることを知ったのは年が明けてからだけど、それじゃ全然間に合わない。
もっと早い段階で、ゲーム・テレビアニメ・映画のスケジュールを決めて動き始めたはず。
まだブームになる保証もないまま。
にもかかわらず相当きついスケジュールを設定して、それでいてゲームは無難にまとめてきたあたりは、ゲーマー的な感覚では褒められないけど、ビジネスの世界では賞賛に値するんだろうね。
エンドロール観てたら、アジア系外国人の名前がずらっと並んでたから、人海戦術で仕上げたんじゃないかな。
発売初日に修正パッチを公開するあたり、ホントにギリギリだったんだろう。
たいしたもんだ。

ゲーマーの美感からすると、マネージメントが極端に下手クソでつぶれたセガなんかの方にシンパシーを感じるんだけどね。
こんなに上手く物事が運ぶなんて、どうにも気に入らない。
どっかで躓けばいいのに、と私は思っている。


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